とうきょう総文、審査員としての役目
2022年 08月 15日8月4日木曜日。私は大田区蒲田の片柳学園日本工学院専門学校にいました。
とうきょう総文放送部門のアナウンスの審査を行うためです。
これに関しては、1年前にさかのぼります。
その時のブログを記していました。→こちらです(クリックすると飛びます)
審査員をお願いしたいと言われ、あまりの嬉しさに泣いてしまった、あの夏から1年。
まさかまだこんなに、いや、その時以上に?コロナが拡大しているとは。
それでも、無事に対面で開催できたことに、本当に敬意を表します。
そもそも総文祭って何?という方向けに説明すると、
「文化部のインターハイ」という別名があるほどの大きな文化の祭典。
47都道府県持ち回りで開催していきます。
東京が全国大会の会場というわけではないのが特徴なのです。
ちなみに昔語りになってしまい恐縮ですが、
私が高校2年生の時は埼玉、高校3年生の時は愛媛でした。
高2のときはオーディオピクチャー部門という番組で参加、
場所が南越谷だったので、当時、自宅から武蔵野線1本で30分で行き来できてしまう・・・
全国大会なのにどうしてよりによって埼玉なんだー!と言っていました。
(全く埼玉には罪はない。今思えば近いということは凄く楽だった)
高3はアナウンス部門で参加、人生で初めて飛行機に乗った忘れられない日です。
後輩たちと松山の観光もして楽しかったなぁ。
高3だから既に部活動を引退していて受験生だったのですが、
参考書などを持参して行ったものです。結局全く開かなかったけれど(笑)。
水不足が深刻な年で、道後温泉に入れなかったんだよなぁ。
いずれも各地域のことを紹介するというのが総文祭ですので、
高2のときは「くらべてTOKYO~東京駅VS上野駅」という作品、
(当時、東北・上越新幹線が東京駅まで延伸したのがニュースでした)
高3のときは「おばあちゃんの原宿=巣鴨」を取り上げました。
はい、自分の話はこの辺で。
そんな思い入れのある総文祭。
47年に1回。その開催が2022年、東京というわけでして、
そんな運命的な年に私は審査員を依頼されたのでした。
この世界には数多くアナウンサーの方がいらっしゃいます。
どうして私に声がかかったか。
選考理由として、私自身が高校時代に総文祭経験者ということと、
ここまで20年間、高校放送部の指導をしてきたことを評価してくださったようです。
延べ1000人、確かに毎年アナウンスと朗読を指導してきました。
頑張ってきたご褒美だなぁと思いました。
ご一緒した審査員の方は・・・
元NHKアナウンサー 山本哲也さん
テレビ朝日アナウンサー 大西洋平さん
アナウンサー・ナレーター・パーソナリティー 金子奈緒さん
株式会社トークナビ 代表取締役アナウンサー 樋田かおりさん
この皆々様の中に入れていただけたこと、もうそれはそれは光栄でした。
山本さんと大西さんはテレビでいつも拝見していらっしゃる方、
金子さんは私が高校1年生の時の別の学校の3年生。2年連続優勝で憧れの方でした、
樋田さんはご自身で会社を経営されているということで尊敬します。
全国から集まった144人の高校生の審査をしていきます。
原稿の話題の選び方、文章表現の他、
アナウンス技術としてマイクの使い方、発声、発音、アクセント、
イントネーション、テンポ、ポーズのとり方・・・
1分半のアナウンス、18人のブロックごとに発表を進めていきます。その間、休憩はありません。
7秒間隔で読みが続いていくので、悩んでいる暇はなく、
1人ずつ点数をつけて、講評も別紙に記入します。
「長時間の審査で相当体力がいると思います。
お疲れになると思いますがどうぞよろしくお願いします」
ずっとそのように言われてきましたが、実際に審査してみると、疲れは全くなかったです。
むしろあっという間の144人でした。夢のような時間でした。
コロナの影響で出られず、事前に提出した録音の音源で審査という生徒もいました。
それでも、こうして対面で開催できたことはひとえに運営の皆様の御尽力のおかげです。
・・・それで、ここからは、審査員というよりはコーチとしてのコメントも。
創立から教えている都立上水高等学校放送部。
今回、アナウンス2名、朗読1名が参加しました。
そう、つまり、私は自分の教えた生徒の審査もしたことになります。
もちろん身内びいきのような加点は一切せず、まっさらな気持ちで聴きました。
結果的に、アナウンス1名、朗読1名がブロック1位をいただきました。
進行係も上水の生徒たちがしていたので、なんだかそれもグッとくるものがありました。
ここまで放送部に携われる人生に感謝してもしきれません。
改めて、ありがとうございました!
1994年 高校3年生で愛媛大会に出場した時の写真

2022年 審査員として名前を紹介していただき会釈をする瞬間の写真

良き一日&昨日の良き開会式
2022年 08月 01日どうしてる?という言葉をもらって
2022年 07月 25日予告ですが、近日中にホームページをリニューアルオープンします!