2023年3月19日の記録

結婚記念日には毎年外食をしています。
その年によって、自分の中でのキーワードや思い入れ、気になるお店・メニューなど
様々な要素を加味して決めています。

今回はグラン銀座を選びました。

GINZA SIXの13階。
スタッフは皆さんとてもサービスが温かく、最初から最後まで素晴らしかったです。
美味しかったのはもちろんですが、きめ細やかなお声がけにも感謝。
「このお店は素晴らしいねー」ってずっと言っていました。

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苺のミルフィーユ。プラス700円でしたが、迷わず選んで正解。

帰り際「お客様、先ほどお話していたお声が聞こえてしまったのですが・・・」と
お店の方に言われて、あれ、何かマズイこと言ったかな?と思ったら

「入籍した時刻のお話をされていましたよね。細かい時間まで覚えているなんて、
すごく感動してしまって・・・」って。

それこそデザート食べながら、夫婦で懐かしく振り返っていたのでした。

「今頃、2次会も終わって着替えて、区役所に婚姻届出しに準備している頃かな」って。

自分の中で「結婚式と入籍日を同じ日にする」というこだわりがあったので
3月19日はまさにその日1日の流れを鮮明に覚えています。

あれから18年が経過しました。

来年、また笑顔でお祝いできるように。
素敵なお店に出会えるように。

# by mikikasai819 | 2023-03-27 21:24 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)

祖母の青春は戦時中だった。いや、青春はなかった。

3月8日は昨年100歳で亡くなった祖母の誕生日でした。
101歳・・・は迎えられなかったけれど、やはり私にとっては大事な日です。

その日にあわせて、1つ、文章を掲載しようと思っていました。
祖母が生前に自伝を書き記していたことが分かり、
その中に私がこれまで聞いたことのない、いわば「恋の話(!?)」があったのです。
でも、戦時中だからそんな素敵なことではなく、読むと心が張り裂けそうになる内容でした。



おばあちゃん、このブログで紹介してもいい?
(天に話しかけている)



本来日記のようなものは人に見せるためのものではないのでしょうが、
私は孫として、これは平和のためにも、多くの人に知ってほしいと思ったのです。



おばあちゃん、許してくれる?
まだ生きていたらもちろんそれはご法度ですが、きっと理解してくれると信じて・・・。




☆☆☆


戦争一色に塗りつぶされた私たちの青春はなんだったのだろうか。
恋というにはあまりにも儚く哀しく、しかし忘れられない一編を書いておこう。

ある夏の夜、級友のA子から、秋山君が休暇で来ているから・・・と誘われ、
軽い気持ちでついてゆくと、路地に軍服姿の同級生の彼がいた。
A子は用事があるからと、私達を残して去った後、

彼はぽつりと

「実は近々戦地へ発つことになったので・・・」と言う。

「えっ、それはご苦労さまね」と言ったきり、後の言葉が続かない。

これと言った話もなく、同級の誰彼の消息などを話しただけで、長いような短い時間が流れた。

戦時中に男性と逢っていることさえもなんとなく後ろめたい気持ちで、そわそわと、
「あのぅ 遅くなると父に怒られるから・・・お元気でね」と、
何か言いたげな彼を残して足早に去った。

その夜、床についてから、私はなんて馬鹿なんだろう、
戦地へ発つという人にそっけない態度の自分が許せなかった。

眠れない夜が明けて、歩いて10分くらいの彼の家へ急いだ。
しかしもう出発した後だった。

彼の母親が

「あれはねぇ 俺が無事に帰ってきたらあなたを嫁にほしいと言っていましたよ」

その言葉に えっ と言ったきり何も言えなかった。

出征した級友の誰彼に同じように慰問の手紙をに2~3回出しただけだったのに
そんな風に思っていてくれたのかと胸が熱くなった。
昨夜の薄暗い街燈の下で、何かを告げたかった彼の表情を思い浮かべ
取り返しのつかないことをしてしまったのでは・・・とうなだれてしまった。

それから2ヶ月も過ぎたころ、南方へ向かう輸送船が撃沈され、
彼の戦死の知らせがあったとのことである。
戦わずして海の底へ沈んだ彼の無念さを思うとたまらなかった。
秋山家の菩提寺を尋ね、手を合わせることしかできなかった。

兄も招集でビルマへ、姉2人は結婚したが空襲が激しくなったので、田舎へ疎開していた。
B29の戦闘機が銀翼を連ねてゆく大空を不思議に恐ろしいとも思わず仰いだ。
戦争は間違いなく身近に迫ってきたことを感じる日々であった。
きっと勝つ 日本が負けるなんて考えられない と誰もが自分に言い聞かせていたと思う。
そしてだんだん乏しくなる食糧にもみんな耐え忍んでいた。

そして8月15日、ラジオの前に集まった。
家族、隣近所の人達と初めて天皇陛下のお声を聞き、戦争の終決を知る。
張りつめた気持ちががたがた崩れ、みんな声を上げて泣いた。暑い暑い日だった。

これからどうなるのだろうかと不安が誰の胸の中も同じだったであろう。
でも心の隅で、これで毎晩の空襲警報もなく眠れるのだとほっとしたものもあった。


☆☆☆

「秋山君」という名前が文章の中に出てきたとき、大きく目を見開きました。
私の母も祖母のこういう話は聞いたことがなかったようです。

そして、B29、祖母はその姿を直接見ていたのだなぁ。

こうやって書き残してくれた文章は、その時の苦しさを共有し、
この先に伝えていく貴重なことだと痛感しました。

おばあちゃん、いろいろ記録を残してくれてありがとう。

# by mikikasai819 | 2023-03-16 16:28 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)

3月。自分に素直に。

暖かくなってきました。3月です。
でも、そうは言ってもやっぱり日が暮れると寒くて、
ああ、そうそう、こういう感じで、調子に乗るのはまだ早いよって外気が教えてくれるみたいな、
そんな感じが桜が咲き終わったころまで続きます。

2月・・・特に中旬までが本当に忙しくて、
目が回るっていうことはこういうことかと思うほどでした。
新規のお仕事、ギリギリまでどうなるか方針が定まらなかったお仕事、
どうあるべきか、何を提供できるか、でも、そういう困難があってこそ大きな思い出。

ちょっとこのあたりで洋服や靴を新調したいなと思ったり。
髪型をイメチェンしてみたいなと思ったり。

3月になって、まずは確定申告を終わらせることだとは思うのですが、
ワクワクすることを始めたいなとも思うのです。
出逢い、再会が押し寄せる春でもあります。

物価上昇で、料理が得意でない私ですら「卵が250円!?」と叫びそうになったりして、
外食も軒並み値段が上がって1000円でランチ食べられる場所がどんどん減ってきた・・・

そんな3月、さあ、どうする家康!じゃなくてどうする河西美紀!

ふっふっふっ。なんか、オラ、ワクワクすっぞ。(なぜか悟空な感じ)

真面目な話、ずっとできなかったイベントがついに対面になったり、
昨年までと違ってちゃんと謝恩会のようなお祝い行事が開催されるようになったり、
スポーツの声出し応援が解禁になったり。
ご無沙汰だった人たちとも気軽に飲みに行けるようになったり。

いろいろ変わってくる。

3年前の今頃のブログを読み返すと心が凍り付く。
でも、確実に3年が経過して、今、何ができるだろう。

私の周りの人たちが、どうか笑顔でありますように。
私自身は、大好きな仕事で周りの人たちを幸せにできますように。

今月もよろしくお願いします。

# by mikikasai819 | 2023-03-02 21:42 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

様々な人のブログに感化されています

今年に入って新たな出会いが複数ありまして、
偶然にもその方々がブログをしっかり更新していらっしゃいました。

私もブログ更新していくぞ!

簡潔に言うと、そういうことです。笑

Twitterは毎日更新していますが、その内容はいつも悩むところです。

仕事のことばかりだと告知ばかりになってつまらない
プライベートのことばかりだと何のための更新か分からなくなる

その点、ブログは自分がトークをしているかのように文章を打つことができます。
実際に何も考えずにキーボードの上で指を動かしています。
(我ながら驚異的な速さで。笑)

そして、上記で出会った方々のブログは、実に読み物として魅力的!

あー、私も書きたい!

そんな衝動に駆られて思わず記しました。
これぞ「感化された」という日本語がピッタリ。

感化される・・・人や物などから大きな影響を受け、考えや行動が変化しようとする様子。

今、まさにそんな感じなのです。
感謝。

# by mikikasai819 | 2023-02-07 22:04 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

1月の出来事(新規お仕事と初サンリオピューロ)

無理せずマイペースで更新してくださいね!と優しいお言葉をかけていただいたら
1月30日になりました。
もう10日も過ぎました!と言ってからその2倍の日数が経ちました!

この1月11日からの出来事を振り返ると・・・(一気に行きますよ。笑)

☆新規のお仕事①
バレエの陰アナのお仕事を依頼されました。
なんと、私が手掛けているラジオ番組の取材がきっかけです。
「チコバレエアカデミー」という世田谷のバレエ教室。
インタビュー取材の際もとても快く受け入れて下さったのですが
「河西さん!今度1月に発表会があるのでアナウンスお願いできますか?」と
なんと出会ったその日にその場で言われました。
こういう出逢いもあるのですね!もちろん喜んで!
コッペリアを全幕ということで、とても壮大な作品でした。
実は蓋を開けてみれば、陰アナだけではなくいわゆる前説?みたいなものもあって
当日はじめましての方と緞帳の前で台詞の掛け合いをするシーンがありました。
それが一番ドキドキしましたが(笑)、皆さんとても温かくて素敵な現場でした。

家に帰ってきて、ミッドナイトスワンを久しぶりに見返しました。
私が陰アナ役で出演した映画です。バレエって素晴らしいな・・・

☆新規のお仕事②
オンラインレッスンを依頼されました。
今回の生徒さんは沖縄在住。距離を感じずに学習できるってすごいことですね。
アナウンサー受験時代からの友達が私のことを推薦してくれました。
レッスン前にzoomでカウンセリング。
どんな方かお互い緊張の瞬間ではありますが、
いざ繋がってみたら本当にとても素敵なお人柄の方で、
「何故この人が話し方を学ぼうと思ったのだろう?」と疑問に感じたほどに
コミュニケーション能力に長けているのです。
よくよくヒアリングしてみると、日本語の使い方、言葉の選び方を学びたいとのこと。
敬語(尊敬語・謙譲語)をなんとなくではなく自信を持って使いたい、
相手にちゃんと寄り添った会話がしたい・・・と目的がとてもはっきりされていました。
彼女はブログも書かれているのですが、この文章にも一気に惹きこまれました。
これは覚えるべきことをしっかり覚えて使えるようになったら大いなる成長があるな!と確信しました。
実際のレッスンもたくさん質問してくださってとても前向きです。
お力になれるように頑張ります。

☆新規のお仕事③
共立女子中学のPTA文化部からご依頼をいただき、保護者の方向けに話し方の講師をしました。
コロナ禍で人数を60人に限定ということでしたが、
募集開始後あっという間に埋まってしまったそうです。
話し方の学習にいかに関心が高いかということですね。
ご自身のためという意味合いもあるでしょうが、
きっとお子さんと一緒に自宅で復習する方が多いのではないでしょうか。
マスクを外すことができなかったため、発声や口の形の確認などはできませんでしたが
日常生活で「ああ、そうそう」「あるある」と思われるような事例をたくさん挙げて話しました。
今回のご依頼は高校時代の同級生からでした。
30年前のクラスメートから仕事を発注していただくのはとても感慨深かったです。

☆新規のお仕事④
東京ステーションシティ主催のSDG’sセミナーで
KABA.ちゃんと対談をしました。
司会ではなくてトークショーの聴き手という形で、
80分間、KABA.ちゃんのこれまでの人生をお聞きしながら
LGBTQのことから東京エリアの未来についてまで様々なお話をしました。
実はこれ、今夜(1月30日)終わったばかりで、まだ余韻に浸っているのですが、
落ち着いたらしっかり記録しておきたいなと思います。

1月、お仕事以外で大きかったことといえば、
人生初めてサンリオピューロランドに行ったことです。
私はジェットコースターが好きで、学生時代から遊園地フリーク。
首都圏のほぼすべての施設に行ったことがありましたが
サンリオピューロだけは未訪でした。
「子供が産まれたら母娘で一緒に行く!」と心に決めていたからです。
(どうしてでしょうね、当時はカップルで行くとかそういう感じの場所ではなかった感じでした。
今でこそ大人のみで来る方も多いし、おひとりの方もいらっしゃるのですが)

結果、私は子育てをしない人生となったので行けずじまいだったのですが、
このたび小学1年生の姪っ子が「一緒に行きたい!」と言ってくれて、初めて足を踏み入れました。

想像をはるかに超えた内容でした。
個人的にぐでたまが好きなので、そうだ、もっと早く来てぐでたまを満喫すればよかったんだ!と思ったり
(最近はぐでたま人気に陰りが出てきたのか、扱いがとても小さかった・・・涙)

姪っ子がシナモロールが大好きでたくさん写真を撮ったり、

1日に数回行うショーにたくさんの人が集まっていたり、
そもそもサンリオピューロは来場予約しないと今は入れなかったり。

ジェットコースターのような疾走タイプのアトラクションが好きだったはずが
可愛い姪っ子と一緒だと怖くない乗り物が別の意味でワクワクして楽しかったり。

ぐでたまラーメン(という名のチャーシューが乗ったラーメン)が1400円もして驚いたり。笑

全てが新鮮で、本当に声をかけてもらえてよかったです。

・・・そんな1月でした。
まだきっと何かあったはずですが、まずは更新することが大事かな。ということで。笑

# by mikikasai819 | 2023-01-30 23:55 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。


by mikikasai819