このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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このきなんのきまちあるき 第24回「ね・・・根津」

東京にあるたくさんの駅の中から五十音順に選んで、その街を探索するコーナー、
河西美紀のこのきなんのきまちあるき。

今日は「ね」です。限られてきますね。
練馬、練馬高野台、練馬春日町という練馬系が多い中、
私が選んだのは東京メトロ千代田線 根津駅。
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文京区。ちょっと歩くと台東区という場所です。
言問通りと不忍通りが交差するところに駅があります。
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私はよくまちあるきのスタート時に、駅の窓口で「地図ありますか?」って聞くのです。
親切な駅員さんだと情報教えてくださることもあるので。
今回は、とても分かりやすい根津駅周辺マップをいただけました。
駅から0.5キロ範囲、1キロ範囲で円が書いてあって目安になりましたし、
非常に見やすいので、根津散歩にはお勧めです。
(地図を写真に撮ろうとしたのですが、握りしめながら歩いたため、
くしゃくしゃになってしまい、断念・・・)

さて、前回「沼部」駅でランチ難民になった反省から、
今回はお昼ご飯を食べてから動こうと思っていて、しかも既に決めていました。
赤札堂の裏、言問通りをちょっと歩いてすぐ路地裏。
ゆうCaféというお店があり、私は昨年初めて訪れて以来、大のお気に入り。
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2人向かい合わせの席は2つだけ。あとはカウンター。
でも、やけに落ち着くんです。
ここのランチがとても美味しい。
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1000円のビーフシチューのみ。土鍋で出てきます。
男性だとちょっと足りない量かも。女性だとちょうどいいです。
サラダ・パンorライスがつきます。
本当に美味しいです。
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そして、食べ終わる頃にちょうど出てくる、珈琲が、
またほどよい濃さで美味しい。
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ゆうCafé、根津に行ったら覚えていてください。

さあ、おなかを満たしたところで、根津ならではの場所をまずは巡ります。
根津の代表、根津神社。
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つつじで有名な場所です。もちろん咲いていませんが。
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それこそ前回、沼部の「桜坂」で桜がないのと同じイメージ・・・と思ったら、
なんと、根津神社に桜が咲いている。ほんの少しですけど、ものすごくキレイ。
写真もなかなか上手に撮れたと思うのですが、いかがでしょう。
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この根津神社に行く参道沿いに、金太郎飴屋さんを見つけました。
金太郎飴、懐かしいですね。
どれひとつ同じ顔はない。
大きかったり小さかったり、いびつだったり。手作りならではです。
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ほのぼのしたおじさんが対応してくれて、実際に作っている場所も見られました。
金太郎飴以外にも色々な飴があって、楽しいですよ。
「お店の写真撮ってもいいですか?」と聞いたら「もちろんどうぞ!」とおじさんは優しく応対。
実は、写真に写ってます。ドアのところ。
拡大すると、すごくにっこり笑っているんです。
ドアを閉めようとしつつ、ちゃっかり写ったみたいなそぶりをしてくださって、癒されました。
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それから、見逃してほしくない建物があります。根津教会。
大正8年に作られた歴史ある建物。
関東大震災でも東京大空襲でも生き残ることが出来た礼拝堂は、味わいがあります。
登録文化財指定の木造建築。水色のペンキで塗られた教会は、一見の価値アリです。
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前から気になっていたのですが、このような貼り紙に勇気をもらって、
中も覗いてみましたよ。どなたもいらっしゃいませんでした。
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さあ、今回の根津駅まちあるきでひときわドキドキしたのは、大名時計博物館。
根津神社入り口の交差点から坂を上がっていき、登りきったところを右折、
そして、見えてきた看板。
アルファベットでDAIMYO CLOCK MUSEUMとあります。
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しかし、近づいてみると・・・古いお屋敷みたいな、ちょっと怖ささえ感じるのです。
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ここ?
恐る恐る入ると、緑の生い茂っている庭へ。
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そして、すのこの敷かれた、簡素な入り口。
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すごく小さな博物館でした。
中には受付があるのですが、その受付の、めがねかけた年配の女性が
すべてを見渡せるほどのフロア。
写真撮影は不可だったので残念ながら1枚もお見せできませんが、
大名時計というのは江戸時代に大名お抱えの時計師達が、
長い年月をかけて手造りで製作した時計のようです。ある意味、美術工芸品。
24時間ではなく、不定時法を用いた時計です。
不定時法とは、夜明けから日暮れまでの昼を六等分、
日暮れから夜明けまでの夜を六等分した時刻です。
夜明けと日暮れは季節によって時間が変わるわけです。
こういう大名時計だけを集めた専門の博物館なのです。
1台だけは実際に動いています。
それにしても、学校の教室より狭い1フロアのみで、なんだかドキドキしました。
私以外に男性が1人いただけでした。入場料は大人300円です。
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さて、そこから東京藝術大学のキャンパスまで歩いて、雰囲気を味わい、
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そこから清水坂(しみずざか)をくだり、都立上野高校の横を通って、
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森鴎外ゆかりの宿「鴎外荘」を見て、
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根津駅に戻ってきてから、一気に弥生坂をあがり、
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東大工学部の横にある「弥生式土器発掘ゆかりの地」を見て、まちあるきを終了しました。
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っていうか、まだまだいくらでも発見できる地域です。
これまで数多くの駅を歩いてみて、さすが根津。まちあるきにぴったりの駅でした。
では、根津のまとめ。

・・・寝ても覚めても
・・・ずっと楽しめる街

「ず」は「づ」なのですけど、ご容赦ください(><)

☆☆☆

ここからは放送でお話しなかったこと。

↓↓↓

☆根津神社、去年のつつじを観に行ったときに撮影した写真を保存しておいたので、
せっかくですから載せましょう。こんな感じになるんですよ。
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☆根津は谷中が近いので、猫をモチーフにしたお店がたくさん!
次はゆっくり寄りたいな。
猫があっちにもこっちにも。本物には出会いませんでしたが・・・。
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☆根津は路地裏が面白い!こんな素敵な看板を見つけました。
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ペン画の絵葉書、とてもキレイでした。時間があったら購入したかった!

☆根津教会に、からし種の木(ニコティアナ・グラウチャ)というのが植えられていました。
しばらく見入ってしまいました。
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☆東京藝術大学、今回初めて行ってみました。
いやー、風情がありますね。
そして、なかなか入れない芸術の最高峰というオーラがちゃんとあって凛々しい。
今回、音楽学部の方に入ってみました。
(美術は全くダメな私なので、せめて自分の好きなほうへ・・・と。)
奏楽堂の前の木にイルミネーションが施されていましたよ。
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なお、私のイタリア語学校のクラスメートでコンサートも一緒に行う
ハープ奏者の堀米綾さんは、東京藝大卒。
事前に教えてもらったのが、お菓子屋さんの情報。桃林堂といいます。
とても素敵な雰囲気でした。(青山にもあるのですね)
こういうお店が大学のキャンパスの横にあるなんて、おしゃれ♪
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というわけで、とにかく、見る場所が多くて、根津は本当に半日では歩き足りない!
昼まで寝ずに、根津へ行くべきです。(え?普通の人は朝ちゃんと起きる?)

↑↑↑

次回は「の」から始まる駅です。
今年最後のまちあるきです。どうぞお楽しみに。
Commented by ロビー at 2008-12-19 17:54 x
街歩きお疲れさまでした~!
根津は懐かしいですね!
以前、千駄木駅の不忍通り沿いにある(まだあるかな?)レンタカー会社に勤めていたので、根津・千駄木界隈はあちこち探索しましたね~(^-^)

特に千駄木駅から西日暮里に抜ける道はお気に入りです(^.^)b
Commented by んだすけ at 2008-12-20 08:47 x
やはり根津でしたか・・・お疲れ様でした。
以前文京区に住んでおり(というか生まれた場所)、文京区はよく浸水しました。根津は低い土地で、根津が浸水すると次は自分の住んでたとこ!という警報みたいな土地でした。(その時のことはurl貼り付けてます)古い町並みもあっていいとこでしたが、最近はホントご無沙汰です。次、の?ですか?野方、乃木坂・・くらいしか思い浮かばないけど・・・
Commented by mikikasai819 at 2008-12-20 15:56
ロビーさん、根津は懐かしいということですね。
レンタカー会社はちょっとじっくり見ていないので分かりませんが、
思い出の場所があると、また思いもひとしおですね。
千駄木は、アナウンサー受験写真で有名な「ディーバ」というスタジオがあって、
私の中で千駄木はそのイメージです。(マニアック!)
Commented by mikikasai819 at 2008-12-20 15:58
んだすけさん、根津、予想通りということで。
お住まいが文京区だったら、さらに思い入れありますね。
浸水・・・ですか。確かに根津は坂が多くて、浸水したら大変そう・・・。

「の」は、そうですね、思い浮かぶのは私もそんな感じです(笑)。
寒さに負けず歩いてきますよ!
by mikikasai819 | 2008-12-19 11:28 | まちあるき(FM世田谷) | Comments(4)

by mikikasai819