このき なんのき かさいみき

mikikasai.exblog.jp

元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

ブログトップ | ログイン

竹中さんの醸し出す第一印象

今日のお仕事「日経 人事・就職シンポ」。
第一部は、竹中平蔵さんの講演でした。
テレビを通してはもちろん何度もお見かけしていますが、実際にお会いするのは初めてです。

セミナーによっては、講師の方とお話をするチャンスがあるときもありますが、
基本的には簡単なご挨拶が交わせればいいほうで、
控え室からそのまま司会とは逆側の舞台袖に待機されると、
あとはそのまま「どうぞ拍手でお迎えください」という私の言葉でご登場いただく形。

今回は事前にお会いできないパターン。よって、竹中さんは私のことを知りません。

シンポが始まりました。

竹中さんのプロフィールをご紹介させていただき、
(さまざまな大臣をご経験されていますので、ボリュームはたっぷり)
いざ、ステージ上にお迎えするときがきました。

「それでは、竹中様、よろしくお願いします。皆様、大きな拍手でお迎えください。」

その瞬間、ステージ中央に向かってまさに1歩を踏み出そうとされている竹中さんの笑顔に、
なんというか、私は完全に吸い寄せられてしまいました。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、ある種、ひとめ惚れみたいな感覚かも。

心の底からのやわらかい笑顔。
第一印象ってこんなにも影響があるものかと、一瞬にして考えさせられました。

・・・司会をたくさん務めていますと、いろいろな方がいらっしゃいます。
それが個性なのかもしれませんが、残念ながら、正直申し上げて、 
非常に横柄で、お話を聞く前から威圧感がある方、
ご機嫌が最悪な状態というのが表情から明らかな方、
また過去には、故意に司会の揚げ足をとるなど、
あまりにぞんざいな扱いをする方もいらっしゃいました。
進行上問題がなければ、私が不快を感じることはたいした問題ではありませんが、
それが講演全体の流れ・雰囲気につながることは多くあります。
講師の先生が醸し出す雰囲気というのは予想以上に大きいと、身を持って体験しています。

だからこそ、非常に著名で、何より日本経済の先端を行く竹中平蔵さんが
どんなお方なのか、気にならないはずがありません。

失礼のないようにしっかりプロフィールを紹介させていただくことによって、
気持ちよくご登壇いただきたい、客席の期待・ボルテージも上がってほしい、
その思いでひとつひとつ読み上げていたものですから、
なんだか、その素敵な笑顔を拝見したことにより、
ああ、この講演は貴重なお話が伺えるだろうという気持ちでいっぱいになりました。

実際、「大臣じゃないから思い切ったことが言えます」と
笑いながら和やかにお話を始めた竹中さん。

個人的にいきなり非常に勉強になったのが、このコメント。

「○○について、まずイントロダクションとしてお話します

何気ない一言のようですが、あらかじめ「イントロ部分ですよ」と伝えることで、
本編に入るまでの前置きが長いと感じさせません。
もちろん、そのイントロも、ご自身の体験談を交えてのお話ですから、興味を引きました。

相手に与える第一印象。
私は必ずしもいつもいい印象を与えられているか自信がありません。

徐々に分かり合えればいい現場もありますが、一度きりの現場もたくさんあります。
今日の竹中さんの笑顔にエネルギーをいただいたこと、
いつか直接お話できる日が来るといいなぁ。
慶応義塾大学の学生になるか!?(教授をなさっているので)

このほか、パネルディスカッションや交流パーティーなど、盛りだくさんのシンポジウムでした。





追記1

竹中さんが、経済学ロジックについて具体例を交えてお話された箇所も、面白かったですよ。

☆コーラやジュースは丸い容器なのに、牛乳が四角い容器なのはなぜ?
☆CDとDVDの箱の大きさが違うのはなぜ?
☆アメリカでマンハッタンのタクシーは黄色(イエローキャブ)のセダンなのに、
田舎町に行くと黄色じゃなくてしかもバンなのはなぜ?

普段なんとも感じないようなことが、経済に関係しているというのです。
なるほど・・・。みなさんは、上記3つの答え、お分かりになりますか?


追記2

会場の日本教育会館は、我が母校=共立女子高校の目と鼻の先。
9回のパーティー会場からは、校庭(といってもテニスコート数面)が丸見えでした。
うわ、ここでブルマ姿で体育の授業していたときのこと思い出したらめまいがしてきた(苦笑)。
by mikikasai819 | 2008-07-01 21:11 | はたらき(お仕事) | Comments(0)

by mikikasai819