10年前の本日。そのキッカケの「愛、深き淵より」。
2008年 05月 31日
いやー、今日の東京地方、雨・雨・雨。これでもかというくらい。
でも、激しいというよりは霧雨。おまけに、寒くて、どんより暗い。
こういう日に外出するのは大変です。
先ほど、仕事から帰ってきましたが、足元、雨で変色してました(涙)。
その仕事内容の前に、ふと思い出したので、記します。
10年前の本日、エフエム群馬の試験でした。
(正確にはテープ審査が事前にあったので、2次試験。)
その前の日に私は静岡エフエム放送(K-MIX)の試験を受けに浜松まで行っていて、
ああ、ラジオはやっぱり楽しいなーって再認識して、翌日が群馬だったのです。
会社のすぐ近くにある商工会議所で筆記試験を受け、そのあとスタジオで音声テスト。
うーん、懐かしいです。
このとき出会った(前橋駅からタクシー乗り合いした)友達Oとも今日で10年かぁ。
帰りはもちろん節約のため、鈍行で東京まで帰ってきたっけねぇ。
そんなことを思い出し、10年ひと昔っていうなぁ・・・うわ、ホント、10年経ったんだよねって
リアルに感じた10年後の本日、2008年5月31日でありました。
☆☆☆
ところで、テープ審査と上に書いてまたまた思い出したのですが、
このとき確かエフエム群馬は「自分の好きな音源を入れて提出」というスタイルでした。
つまり、ニュース読みでもフリートークでもそれこそラジオドラマでも何でもOK。
それで、私は、あの頃、全国アナウンサー受験行脚で疲労が蓄積していたこともあり、
気持ちを入れ替えて、普段やらないようなことをやってみたいと、
本棚にあった1冊の本を手にして、思い立ったページをめくって、その箇所を朗読しました。
内定した後に、しばらくしてから気付きました。
その本の作者が、群馬出身だということを!!!
その本とは、「愛、深き淵より」。作者は星野富弘さんでした。

(一瞬、え、こういう表紙じゃなかった!と思いましたが、これは新版。
当時の本は絶版になってしまっているとのことで・・・)
小学校高学年のとき、担任の先生が紹介してくれて感銘を受けた本です。
他にも「かぎりなくやさしい花々」とか「風の旅」とか「鈴の鳴る道」とか。
全部、買って読みました。
体育教師として意気揚々とスタートしたのに、
授業中の不慮の事故で首から下が麻痺してしまった星野さん。
手も足も動かない絶望の中で、周囲の愛に支えられ、
絵や詩をかくことで、生きる希望を見出していきました。
「口に筆を加えてこんなに上手に絵がかけるなんて!
私なんて美術の才能ないから、手でちゃんと筆を握ってもうまくかけないのに」と
趣旨と違ったところで落ち込んだことも一瞬ありましたが(ホント、恥ずかしい・・・)、
それは本当に一瞬だけ。
こんなにもストレートに想いが伝わってくる絵があるだろうか。
星野さんがここまでたどり着くのにどれだけの苦しみと努力があったか、計り知れません。
それで、詩画集だったらともかく、小学生にはまだちょっと字が小さく難しかったのが
「愛、深き淵より」。でも、どうしても揃えたくて買って頑張って読みました。
よく読めば「群馬大学」とか「高崎の倉賀野中学校」とか「勢多郡東村」というような地名も
ちゃんと出てきていたのですが、その後しばらく目を通していなかったので、
背景については覚えていませんでした。
一昨年、群馬県の名誉県民になられた星野富弘さん。
彼の本を本当に何気なく、無意識に審査用のテープの題材に選んだあたり、
ちょっとした運命もあったかもしれません。(別にそれで受かったわけではないでしょうけど)
富弘美術館、まだ行かれたことのない方は是非お勧めします。
私も新しくなってから訪れてないので、行ってみようと思います。
☆☆☆
さて、10年経って、成長できているかな、私。
でも、激しいというよりは霧雨。おまけに、寒くて、どんより暗い。
こういう日に外出するのは大変です。
先ほど、仕事から帰ってきましたが、足元、雨で変色してました(涙)。
その仕事内容の前に、ふと思い出したので、記します。
10年前の本日、エフエム群馬の試験でした。
(正確にはテープ審査が事前にあったので、2次試験。)
その前の日に私は静岡エフエム放送(K-MIX)の試験を受けに浜松まで行っていて、
ああ、ラジオはやっぱり楽しいなーって再認識して、翌日が群馬だったのです。
会社のすぐ近くにある商工会議所で筆記試験を受け、そのあとスタジオで音声テスト。
うーん、懐かしいです。
このとき出会った(前橋駅からタクシー乗り合いした)友達Oとも今日で10年かぁ。
帰りはもちろん節約のため、鈍行で東京まで帰ってきたっけねぇ。
そんなことを思い出し、10年ひと昔っていうなぁ・・・うわ、ホント、10年経ったんだよねって
リアルに感じた10年後の本日、2008年5月31日でありました。
☆☆☆
ところで、テープ審査と上に書いてまたまた思い出したのですが、
このとき確かエフエム群馬は「自分の好きな音源を入れて提出」というスタイルでした。
つまり、ニュース読みでもフリートークでもそれこそラジオドラマでも何でもOK。
それで、私は、あの頃、全国アナウンサー受験行脚で疲労が蓄積していたこともあり、
気持ちを入れ替えて、普段やらないようなことをやってみたいと、
本棚にあった1冊の本を手にして、思い立ったページをめくって、その箇所を朗読しました。
内定した後に、しばらくしてから気付きました。
その本の作者が、群馬出身だということを!!!
その本とは、「愛、深き淵より」。作者は星野富弘さんでした。

(一瞬、え、こういう表紙じゃなかった!と思いましたが、これは新版。
当時の本は絶版になってしまっているとのことで・・・)
小学校高学年のとき、担任の先生が紹介してくれて感銘を受けた本です。
他にも「かぎりなくやさしい花々」とか「風の旅」とか「鈴の鳴る道」とか。
全部、買って読みました。
体育教師として意気揚々とスタートしたのに、
授業中の不慮の事故で首から下が麻痺してしまった星野さん。
手も足も動かない絶望の中で、周囲の愛に支えられ、
絵や詩をかくことで、生きる希望を見出していきました。
「口に筆を加えてこんなに上手に絵がかけるなんて!
私なんて美術の才能ないから、手でちゃんと筆を握ってもうまくかけないのに」と
趣旨と違ったところで落ち込んだことも一瞬ありましたが(ホント、恥ずかしい・・・)、
それは本当に一瞬だけ。
こんなにもストレートに想いが伝わってくる絵があるだろうか。
星野さんがここまでたどり着くのにどれだけの苦しみと努力があったか、計り知れません。
それで、詩画集だったらともかく、小学生にはまだちょっと字が小さく難しかったのが
「愛、深き淵より」。でも、どうしても揃えたくて買って頑張って読みました。
よく読めば「群馬大学」とか「高崎の倉賀野中学校」とか「勢多郡東村」というような地名も
ちゃんと出てきていたのですが、その後しばらく目を通していなかったので、
背景については覚えていませんでした。
一昨年、群馬県の名誉県民になられた星野富弘さん。
彼の本を本当に何気なく、無意識に審査用のテープの題材に選んだあたり、
ちょっとした運命もあったかもしれません。(別にそれで受かったわけではないでしょうけど)
富弘美術館、まだ行かれたことのない方は是非お勧めします。
私も新しくなってから訪れてないので、行ってみようと思います。
☆☆☆
さて、10年経って、成長できているかな、私。
by mikikasai819
| 2008-05-31 18:20
| でんき(昔の出来事)
|
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