このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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アンジェラ・アキ コンサート鑑賞記

1月31日、東京・有楽町の東京国際フォーラムA。
アンジェラ・アキコンサート「TODAY」。
全41公演のファイナルでした。
生のアンジェラ・アキは初めて。CDはしっかり聞き込んでいって予習バッチリ。

19時開演。でも、15分ほど押してスタート。

1曲目は「Again」。バンドとともに、アップテンポにグイグイと最初から飛ばします。
CDとは全く歌い方も違う。ものすごい違和感が襲ってきました。
なんというか、彼女のCDって完成度が高く、
CD聴くだけで心が揺さぶられるということがこれまでに多々あった分、
コンサートならではのアレンジに実は最初ついていけませんでした。
でも、やはりライブはいいなーと思えたのは、彼女のトークが入ったあたりからでした。
本人が初めてライブを見る人への注意事項として
「ほんまによく私は喋るからみんな驚かないでね」と言うだけあって、
こんなに喋るアーティストをかつて見たことがないってほど喋りまくってました(笑)。
しかし、それが本当にうまいのです。
全く噛まない巧みな話術にそれこそグイグイとひきつけられるのです。
結論をもったいぶってなかなか言わない、でもそれでいてちゃんとオチが待ってるから、
みんな笑いっぱなしです。

「勝手に英語でしゃべらナイト」というコーナーでは、
The Policeの「見つめていたい」について、これまたおかしく歌詞解説。
韻について時にまじめに時にふざけて語る様子は爽快でした。
「ストーカーについての歌」かぁ。すごいなぁ(笑)。

また、彼女は宮澤りえさんの大ファンだったようで、
学生時代のエピソードから実際に本人を目の前にできたときの感動シーンを
面白おかしく話してくれました。
間のとり方、身振り手振りの全開さ、お客さんを巻き込んでの喜怒哀楽表現・・・
喋り手の私にとって、大きな刺激になりました。

そうかと思えば、中盤からの弾き語りでは、心を揺さぶるまさしく「魂」の歌声。
ピアノも実に力強く、弾くというより叩くというか、叩くというより叫ぶというか。
それでいながら、あんな広い会場でありながら
かすかな吐息もしっかり聞こえる、繊細な空気も存在しました。

恋愛相談に答える中で自分自身のつらい体験も吐き出していて、
そのあとに歌ってくれた「One Melody」と「愛のうた」は
アンサーソングというか、経験したからこそ歌える心からのメッセージだったように思います。

その後、再び明るい元気な曲を続け、最後は「たしかに」を会場中で大合唱。

アンコールは、最初になんと爆風スランプの「Runner」。
アンジェラ・アキ自身が昔好きだった曲をランダムに選んで毎回歌っているらしい。
そして、そこでバンドメンバーを手厚く紹介して、最後は一人で「Home」の弾き語り。
・・・とうとうここで涙腺のスイッチ入りました。
個人的にもこの曲は思い入れがあるので。

終わってみれば、22時を過ぎていた。
実に3時間。でもダラダラした長さは全く感じませんでした。
アンジェラ・アキ自身はもちろん、バンドメンバー、音響、照明、どのスタッフもが
プロのレベルの高さを感じさせられるものを提供してくれたように思います。

たくさんの刺激をありがとう。
Commented by けんみや at 2008-02-02 15:51 x
アンジェラ・アキのRunner、想像つかないなぁ…
Commented by mikikasai819 at 2008-02-02 23:26
けんみやさん、こんにちは!
アンジェラ・アキが歌うと、原曲とは違った感じになりましたよ。
なんというか、やはりピアノの力強さが際立ちました。
あとは、観客も歌っていたので・・・
by mikikasai819 | 2008-02-01 16:01 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

by mikikasai819