まだ世に出ていないものを知る

某企業の某新商品発売プレスリリース用ビデオのナレーション収録を依頼されました。

某が多いって?

なぜなら、まだ、市場に出回っていない、もっというと誰にも発表されていない商品なので、
ブログで私が勝手に発表するわけにいかないのです。

言いたいけど、我慢。

ただ、そういうわけで、新商品ということですから、
既成のものとは異なる特徴がたくさんあるわけです。
当然、その特徴を、ビデオを見る人にしっかり訴求する必要があります。
強く読むところ、ゆっくり読むところ、語りかけるところ・・・
10ページ近くある台本を丁寧に下読みし、映像に合わせて声を発していきます。

ちなみに、今回は初めて使うスタジオだったのですが、非常に気持ちよくお仕事できました。

こういうビデオナレーションをするときに、ナレーターはブースにひとりこもります。
隣の部屋に、ディレクター、ミキサー、代理店さんやクライアントさんがいます。
読み終わった後に、しばらく反応がないと
「あれ?何かまずい読み方したかな」とか「何か問題が発生したかな」など
実は不安になりながらひとりで待つわけです。
(FM時代のCM収録もそうでした。
録り終わった後、ガラスの向こうで議論している姿が見えて、
何を喋っているのだろうとOKが出るまでずっとドキドキしていました。)
今回、ミキサーさんは「今、内容について話していますのでもう少し待って下さいね」などと
こちらに気を遣って声をかけてくださいました。
(つまり、私の読みが問題ではないということを伝えることで、安心させてくれた。)

全体を収録し終えて、最初からプレイバックして無事に完成したときの達成感と、
是非この商品が売れてほしいという身内感?に包まれて、スタジオを後にしました。
by mikikasai819 | 2007-11-13 23:47 | はたらき(お仕事) | Comments(0)

元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。


by mikikasai819