書き溜めていたこと③「友情10周年」

これまた1週間前のことになってしまいますが、記しておこうと思います。

北海道から帰京していた大学時代の友人Sくんと再会。
いつも昼にお茶をしながら互いの近況報告をしていたのですが、
今回は時間の関係もあり、何年ぶりかで飲みに繰り出しました。
私がよく使うお店がなんとここ数ヶ月の間に閉店していて(涙)、
急遽、「アンティカ オステリア アルポルト」へ。
新宿ルミネエストの8階にあるのですが、ここは新宿とは思えない静けさです。

なんとなく、気分がスパークリングワインだったので、ハーフボトルを頼み、乾杯。

そのときSくんが放った言葉「10周年に乾杯!」

思わず笑ってしまいました。
10年前に友達をはじめたということらしい。確かにそうでした。
そして、せっかくなので10年を振り返ろうという話になりました。

ちょうど10年前は大学3年生。
私はアナウンサーになりたくてそろそろその準備を始める頃。
一方のSくんは教員になりたくて日々勉強をしていました。

4年生になって、なかなか内定をもらえず全国を駆け巡っていた私に、
Sくんはいつも励ましてくれました。「あきらめないで頑張れ」と。
そのSくんも狭き門である教員採用試験のために相当な努力をしていました。
図書館にこもって勉強している姿を見て、刺激を受けていたのを思い出します。

結局、私がFM群馬に内定をいただいたのが大学4年の6月下旬。
周囲の友達より早く活動を始めて、周囲の友達より遅く内定をもらう。
本当に激動の半年間でした。
でも、Sくんはその頃まだまだ勉強を続けていました。

教員試験の結果が出たのは、晩秋だったと記憶しています。
「北海道で先生になることが決まった」
努力が報われ、夢がかなった報告を受けたときのことを今でも覚えています。
縁もゆかりもない場所で、お互い社会人の1歩を踏み出す・・・
つらいことがあっても頑張ろうと誓い合ったのはもう9年も前です。

その後、現場に出てみると、イメージとのギャップに苦しむところもあったし、
夢や希望だけでは乗り越えられない試練もありました。
でも、この仕事がしたい!と強く思って飛び込んだ世界です。
多くの出会いと感動と達成感と・・・一言では表せないたくさんの出来事が待っていました。
やっぱり・・・、よかったよね。

10年の間に環境も変わりました。
私は群馬を離れ東京に戻り、それでもフリーでアナウンサーを続けています。
結婚して、慣れない主婦業もしています。(いい加減慣れろよ!って?汗)
Sくんは最初の赴任校とは違う場所で、新たな生徒を教えています。
卒業生も成長し、一緒にお酒を飲めるのが楽しみなのだそうです。
結婚して、かわいい娘のお父さんにもなっています。
(大きくなったらパパのお嫁さんになるって言われて嬉しいみたい。今のうちだね!笑)

さあ、次の10年、私たちはどんな人生を歩むのでしょう。

懐かしい話がたくさん飛び出したせいか、お酒がグイグイ進みます。
2軒目ではさらに白熱。
そんな中、Sくんが言ってくれたひとこと。

「河西はあの時と変わらずかっこいいよ。自信持って頑張れ!」

あれ、男性にかっこいいって言われた(汗)。でも、素直に嬉しかったです。
ただ、自分自身、今100%かっこいい生き方をしているかと問うと、かなり微妙。
まだまだ、もっともっとって思っています。

決して自信過剰ではない、「適度な自信」をちゃんと持つこと。
今の私に、実は最も必要なのかもしれないなぁ。
by mikikasai819 | 2007-11-05 23:59 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)

元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。


by mikikasai819