2005年 08月 03日
アナウンサーを目指すまで・・・後編
読んでいない方は、ご面倒ですが、下にスクロールさせて
前の日の文章からお読みください。
・・・アナウンサーになると決めたのは高校2年の時でした。
そもそも中学時代、私の身近な夢は、
高校に入ったらバンドを結成する!というもので、
当然、手っ取り早く、軽音楽部に入るつもりでした。
ところが、私の入学した共立女子高校(東京・神田)には、
なんと、軽音楽部がない!!!!
そ、そりゃ、お嬢様の学校に
バンドはふさわしくないイメージかもしれないけど(苦笑)、
私はプリンセスプリンセスにあこがれているんだい!!と
先生に懸けあったりもしましたが、無理でした。
傷心の私の目に飛び込んできたのは、一筋の光。
ああ、その光は赤い・・・。
ん?
それは、「放送中」のランプ。
放送室から聞こえる楽しそうな声。
ふらーっと吸い込まれるように放送室に入った私を待っていたのは、
先輩方の勧誘。
「アナウンスや朗読の力がつくよ」
「ひとつの番組を作ったあとは達成感あるよ」
「あっ、合宿は運動部と違って楽しいよ」
そして見せられた合宿風景のビデオ。
みんな仲良くテニスをしたり海に入ったりお風呂に行ったり花火したり。
洗脳完了(笑)。
でもね、極めつけはやはり
「今なら人数少ないからマイクの前にすぐ座れるよ」
という言葉が効いたと思います。(爆笑)
ここで3年間、アナウンスをはじめ、
番組制作に命をかけることになりました。
いやー、この楽しさは、放送部に入らないとわかりません。
(→次の年、先輩となった私の、後輩への口説き文句そのもの!)
しかもラッキーなことに我が共立女子高校は、
全国大会を目指す力のある伝統校だったのでした。
数々の賞を頂いて、やる気は最高潮!
私、絶対アナウンサーになる。そう心に決めた高校生の夏でした。
決めてからは一直線。
アナウンサー以外は考えられない!というのが大学生活でした。
早稲田大学入学直後、人生の大きな転機。
それは、教職課程をとるべきかやめるべきか。
ずっと小さいころから先生という職業も興味がありましたから、
当然資格は取ったほうがよかったのかもしれません。
それでも、4年後のアナウンサー試験のことを考えると、
教育実習と重なってしまうだろうと予測ができてしまい、
早稲田駅の書店でさまざまな本を立ち読みして情報を入手して
迷いに迷って・・・・教職取得はやめたのでした。
それがよかったのか悪かったのかわかりません。
教育実習に行って
黒板を前に自分らしい授業を展開するのも楽しそうでした。
でも、これで正式にアナウンサーを目指すということが
自分の中で確固たるものになったのでした。
まあ、こういうわけで、教育学部出身なのに教職をとっていないのです。
ちゃんと考えて決めたことなのですよ。(言い訳?)
そう考えてみると、
局アナからフリーになって就業環境は変わりましたが、
アナウンサーという仕事に対する想い・・・、
ちゃーんと大切にしなくては、昔のみきちゃんに怒られますね(笑)。
by mikikasai819
| 2005-08-03 10:22
| でんき(昔の出来事)
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