不機嫌より無表情はNG
2025年 06月 11日
今日は文化学園大学キャリアデザイン論の授業内で100分の話し方講義でした。
毎年12月にご依頼されていたのですが、
今年から就活のスケジュールに鑑みて6月に開催されることになりました。
学生たちはこれから企業のサイトからインターンシップを申し込むという時期で
まだ実際の面接までには時間があるようです。
通常20人弱だったのが、今年は50人以上が参加。
しかもこれまでは自由席で、積極的に聴きたい人は前に座っていましたが、
今年は指定席で授業ごとにシャッフルされているとのこと。
偶然最前列に座ってしまって苦痛そうな学生も正直いました。
今年もほぼ同じような内容をお話ししましたが
(話し方の基本は変わらないので)
特に強く感じたのはやはり「人の話を聴く姿勢」です。
何度もこのブログにも書いていますが、話し方を学ぶということは聴き方を学ぶこと。
むしろ聴き方が素晴らしい人は評価が高くなります。
話している人の目を見て、へえ、そうなんだーと思ったら頷く、
たったこれだけでも印象は格段にUpします。
不機嫌な顔をしているのはよろしくないですが、
実はそれ以上に良くないのは「無表情」です。
何を考えているかが読み取れないからです。
相手に気を遣わせるようなやりとりは今すぐやめましょう。
相手が何とかしてくれるという考えは消極的ですし自己中心的です。
逆に、笑顔で相手に向かい合い、演説ではなく対話をする、
このシンプルなことができれば、就活のコミュニケーション力としては好感を持たれるはずです。
そうして、そういう人にばかり視線は集中します。
無表情な人に一生懸命話せば話すほど不安になり不快になるからです。
そのことをひしひしと痛感した100分間でした。
「ありがとうございました」
帰り際に私にお辞儀をして退室された学生さん、ありがとう。
これもシンプルなことですが、とてもうれしい気持ちになりました。
逆に、無言で目の前を通過していくと、なんだか複雑な気持ちになるものです。
ほんの少しの気づきで大きな変化へ。
そんなに難しいことなら言いません。少しだからすぐ変えられます。
これからも伝え続けていきたいと思います。
by mikikasai819
| 2025-06-11 23:25
| はたらき(お仕事)
|
Comments(3)

読んでいて途中から痛いところをつかれているような気がしました(笑)
評価されてると思ったり、緊張していると表情が硬くなるんですよね〜!
評価されてると思ったり、緊張していると表情が硬くなるんですよね〜!
0
> ゆきさん
痛いところをついてしまいごめんなさい(笑)。
表情って「これはやりすぎでは?」と思うくらいに出してちょうどいいことがあります。
もちろんひきつってしまうのは良くないのですけどね。
誤解されるのが一番もったいないので。
痛いところをついてしまいごめんなさい(笑)。
表情って「これはやりすぎでは?」と思うくらいに出してちょうどいいことがあります。
もちろんひきつってしまうのは良くないのですけどね。
誤解されるのが一番もったいないので。
