低音障害型感音難聴の発症から治癒まで その1(発症当日~1週間)
2024年 07月 31日
連日の猛暑とゲリラ豪雨。本当に穏やかではないお天気です。
気づけば7月が終わろうとしています。ブログの更新もだいぶ空いてしまいました。
やる気がなかったわけではありません。
実は6月から7月にかけて、耳の病気になってしまい、悩まされていました。
「低音障害型感音難聴」です。
過去に経験したことのない病気・症状で、不安と焦りしかありませんでした。
私自身、たくさんネットを検索して、様々な方の体験談で勉強させていただきました。
「あ、同じだ!分かる分かる!」とホッとする時もありました。
「この人は数日で治っているのに私は全く良くならない」と絶望する時もありました。
今回、私もその日の症状とその日の気持ちを記したものをここに遺そうと思います。
読み返して自分自身の心の機微が分かるのと同時に、どなたかのお役に立てばうれしいです。
(推敲しないでそのままなので、拙い部分はご容赦ください)
1ヶ月分あるので長文です。4回に分けます。
☆☆☆
6月5日(水)。
朝、喉の乾燥を防ぐためにと思って最近サボりがちだった鼻うがいをする。
暫くして、左耳に違和感。水が耳に入っちゃったかな?
こういうことは今までにもあったが、あまり解決しない。
鼻を強くかんで耳抜きをするも、本来それは逆効果。なんだか耳が痛くなってきた。
いやー、参ったなー。
長丁場のお仕事中、ずっと耳が痛い。鎮痛剤でも飲もうかなと一瞬思うほどに。
鼻うがいが原因で中耳炎になることもあるという、多分、まさに、そんな状況。
陰アナのお仕事だったので人前に出ないことをいいことに、ずっと左耳を触っていた。
気になって仕方がなかったからだ。
仕事が終わって1本電話をかけたとき、スマホを左耳にあてたら
「プルルルル」のコール音が歪んで聴こえた。
え?おかしい?右耳だといつもと同じ。これはおかしいぞ。怖くて寒気がする。
夜は友人と打ち上げするも、耳が気になってしまってお酒の気分ではない。
「鼻うがいで耳をおかしくしちゃったかも」と不安を吐露する。
いっそのことたくさんアルコール摂取して気を紛らわせようかと思ったが、ダメだった。
明日、行きつけの耳鼻科は休み。こういう時に限って(涙)。
6月6日(木)。
朝からやっぱり左耳がおかしい。これは地元の耳鼻科に駆け込んだ方がよいのではないか。
喉を診てもらっているかかりつけの医者の方が説明が省けて本来は良いだろうと思う。
でも、この耳の違和感はすさまじい。
どうしたらよいのか自分でもパニック。
そこで、鼻うがいで中耳炎になったことのある仕事仲間に電話して聞いてみた。
実際に中耳炎になったわけではないとのことだったが、
今すぐに行かなくても土曜にかかりつけに行けるのならそれでもよいのではないかとのアドバイスだった。
これは本当にホッとする一言だった。
もちろん責任は自分にあるという約束のもとに。
心なしか不安が消えたら耳の調子も良くなったような・・・!?
6月7日(金)。
生放送。ヘッドホンをしたら左耳の聴こえが明らかにおかしい。
耳がボワンという圧を感じる。なんというか、音が耳の奥に届くまでの圧を感じる。
左耳は聴こえないわけではない。ただただ聴こえ方がおかしい。
気のせいではないな、おかしいのだな、と絶望的になる。
右耳を閉じて音を聴き、左耳を閉じて音を聴き、その違いがよく分からない。
どうなっているんだろう。
一番焦ったのは、就寝時。寝ようと思ったら、ブーーーーンという低い音がする。
下の階の家電製品・・・洗濯機や冷蔵庫の音かと思った。
なんだか気持ち悪くて寝室を出て、ベランダに出ても、その音が消えない。
あ、これは耳鳴りというものかと気付いたら冷や汗が出てきた。人生初の耳鳴り。
今まで耳鳴りはキーンという高い音かと思っていたが、こんな低い音?!
気になればなるほど眠れない。これは絶対明日耳鼻科に行こう。
6月8日(土)
いつもお世話になっているボイスクリニックへ。
子どもの頃に中耳炎になった時、鼓膜に穴をあけるという処置をした怖い記憶がある。
今回もそうだろうか・・・でももう大人だから痛くないし騒がない。大丈夫!と言い聞かせる。
この後まさかの結果を告げられるとは1㎜も思っていなかった。
「どうですか?」と喉の調子を問われたが、
「あのー、今日は喉ではなくて耳の違和感を診てほしいんです」と訴える。
水曜日の鼻うがいの後から耳が痛くなったことを伝えると、聴力検査をすることになった。
それこそ小学生の頃は聴力という言葉を知らず超能力だと思っていた検査だ。
閉所でヘッドホンをされて聴こえを確認する。
聴こえたらボタンを教えて下さいと言われて右手に持たされた機械。
右、左。そしてそのあと骨伝導の聴こえ方も右、左両方チェックとのことで、
かなり長いこと検査したような気がする。
結果、低音だけ極端に聞こえていないことが分かり、低音障害型感音難聴と診断された。
一度聴いただけでは全く分からない病名。
蝸牛メニエールとも言われたが、二度聴いても分からず、
とにかく単語だけを覚えてあとでスマホで検索して分かった。
治っても再発する確率が高い病気らしい。
先生には「鼻うがいが原因ではないです」ときっぱり言われた。
そんな!あの日、鼻うがいのあとからおかしくなったのは事実なのに。
「それは偶然そのタイミングだったということです。鼻うがいは続けていただいて問題ありません。」
うーん。中耳炎ではないと診断する理由の一つは
骨導型の検査をした時も左耳は聴こえていなかったという理由だから、らしい。
耳の中の問題ではなく、脳からの指令が伝わっていないということのようだ。
いずれにしても、もうあまりのショックで呆然としてしまった。
薬を3種類もらって飲むことに。
メチコバール
アデホスコーワ
イソソルビド
これは、とにかくストレスが原因、と。
何だろう、ストレスって。この状況がストレス。
6月9日(日)
ひとりで家にいる日。あれこれ考えてしまうが仕方ない。
薬が効いているかは分からないけれど、気にならない時間もある。
6月10日(月)
仕事で対談。聞き取れなかったりしたらどうしようと心配したがそこまでではない。
6月11日(火)
この日はメモし忘れた。
6月12日(水)
朝、目覚めると左耳の違和感が気になりだすところから始まる。
ああ、今日もダメかとがっかりする。
不味い薬も慣れてきたが、劇的に効かないのが辛い。
一番つらいのは聴こえ方そのものより水が抜けないような耳の違和感。
・・・と思っていたら、それよりつらいのが耳鳴りだった。
帰宅後夕方から耳鳴りが酷くなる。
あの日曜の夜のような、冷蔵庫のモーター音のような耳鳴りだ。
さらに仕事上で音源の編集などをするのだがPCからの音が凄く小さく感じる。
以前はこんなことなかったのに。でも音量は最大だ。仕事に支障が出るなぁ。
夫は「ストレスを溜めないことが大事というなら、耳がつらいのもどんどん話してね」と言ってくれる。
申し訳ないと思っていたのに、なんとありがたいことだ。
耳がおかしくなって1週間。もう1週間のようなまだ1週間のような、
いずれにしても治ってくれないと本当に困る。治る気がしないのも困る。
To Be Continued・・・
by mikikasai819
| 2024-07-31 22:09
| にっき(日々の出来事)
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