歯の痛みの原因は・・・

私は虫歯と縁がない子供でした。
小学校で歯が丈夫だと表彰されたこともあるほどでした。
その理由はよくわかりません。
実際、毎日の歯磨きが他の人より優れているわけでもなく(むしろ適当かもしれないのに)
虫歯にはならないということは歯の質がいいのだと言われたことがあります。
親に感謝だなぁと思いながら過ごしてきました。

しかし、今から6年前、38歳の時、歯医者さんの検診を受けたら
「あー、これは・・・虫歯だなぁ、残念だけど」と
とうとう1本見つかってしまったのです。

人生初めて虫歯と宣告された時の絶望感を今でもはっきり覚えています。
検診で見つかるレベルですので、痛みなんて全くないし生活にも支障がない程度でしたが
見逃すのもよくないので軽く処置をしてもらいました。
ただ、それまで虫歯治療をしたことがなかったので、
正直どんなことをされたのか記憶がありません。

よく「嘘でしょ?」と言われますが、本当に口腔内で起きていることが分からず
歯のクリーニングで歯石を除去する音や、唾液を吸い取る音ですら、
全て削られているのだと思っていたほどです(爆)。
今でも定期健診に行くたびに緊張し、口を開けてと言われても目を見開く始末。
大の大人が何をやっているのでしょうね・・・でも事実です。


そんな私に、今月初め、人生初の歯の痛みが襲ってきたのですから大事件です。
上の歯の左側?に違和感が出ました。


なんだ、これは。

明らかに歯がおかしい。でも、どうおかしいか説明できない。


なぜか。


虫歯の痛みを体験したことがないから。


ジーンとする感じ?ツーンとする感じ?
ズキズキってほどではないけれど、明らかに痛い。

最初は気のせいだと思っていましたが、だんだん違和感の時間が増えていき、
そのうち目の奥が痛くなり、頭痛も起こるようになりました。


ああ、これはもう、虫歯に違いない。
放置しても虫歯は勝手に治らないというのは知っている。
それなら早く診察してもらった方がいい。

・・・

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・・・

待てよ、歯医者さんの予約、どうやってするの?

これも「嘘でしょ?」と思われがちですが
私は自分で歯医者の予約を入れたことがありませんでした。
ここ数年、妹の行きつけの歯医者さんに定期検査をしてもらっていて
妹の診察中に姪っ子の面倒を私が待合室でみるという役割で
そのついでに私も検査をしてもらっていたので、全部妹に任せていたのです。


私:「あのさー、歯医者さんの予約、どうやってするの?」
妹:「はぁ?普通に電話すればいいんだよ。痛いって言ったらすぐ対処してもらえるから」
私:「いや、そこまで緊急ではないけれど、でも痛い気がして」
妹:「どうされましたか?って聞かれるから言えば対応してもらえるって」

呆れられました(苦笑)。

そうして、妹のアドバイスのとおりに電話をし、
予想のとおりに「どうしましたか」と訊かれた結果
翌日の夕方になんとか予約を入れてもらえることになりました。
(1枠しかあいていなかった)


人生2本目の虫歯。仕方ない。覚悟を決めよう。


・・・

・・・

・・・

「あのさー、虫歯だと神経とかどうなるの?」
「根っこの部分とか痛いの?」

覚悟、決まっていませんでした。
電話で妹に、いや、さらに母にまで質問攻め(苦笑)。

「気のせいかもって思うくらいなら神経までは大丈夫じゃない?」
「まあ、今はそんなに治療は痛くないって」
「すぐ終わるよ」

だめだ、全く励ましにならない。
前の晩、なかなか寝付けませんでした(涙)。

・・・

・・・

・・・

当日。私は午前中話し方教室の指導をしていましたが、
正直ふっとこのあとの虫歯治療のことが頭をよぎり心臓がバクバクしていました。

夕方、予約の時間が近付き、逃げ出したくなるほどに緊張していました。
でも逃げられない。っていうか、違和感からは絶対に解放されたい!!!
よし、いざ行くぞ!!!
(すみません、ホントに大げさではなくこういう心境でした)

↓↓↓

診察室に呼ばれ、初めに歯科衛生士さんが歯の状況を見てくださいました。

「今日は歯が痛むということですね、どのあたりですか?」

上手く説明できないなりに、頑張って位置を伝え、口を開けました。

「ここまで虫歯がない綺麗な歯だと、痛みが出て怖かったですよね」

ううっ、心に寄り添ってもらえる嬉しさと同時に
そうは言ってもこのあと削られるんだよねという恐ろしさがピークに。

すると・・・

「うーん、ふーむ」

歯科衛生士さんは丁寧に診てくださったあとに、先生にバトンタッチ。
その時に発した言葉が

「虫歯ではないと思います」

え?違うの?
まさかのセーフ!?治療回避!?

その後、先生に代わって嚙み合わせのチェックもされましたが、これも異常なし。
歯茎の炎症もなし。

いやいや、でも、実際歯が痛いんだから、何か原因はあるはず。

すると先生から「何かここ最近変わったことはありませんか?」と訊かれました。



変わったこと・・・



ある。

多分、虫歯の原因だと思い込んでいたことが。



「あのー、コロナ禍で日中も家にいることが増えてしまって・・・
家にいると口さみしくて何か食べてしまうので、
太らないように気を付けようと思って、2ヶ月前からガムを噛むことにしました



先生は間髪入れずに


「それですね」と。


ビンゴ!!!



「でも、虫歯ではないです




!?





ガムを嚙むことによる歯の使い過ぎです


はぁ???


歯の使い過ぎ・・・そんな診断ってあるの?
まったく想像していなかったので心底びっくりしました。

以下、先生の説明。


「人間は1日に3回食事を摂るように生活習慣ができています。
食事以外の時間にずっとガムを噛んでいると、
本来使うべき時間以上に負荷をかけています」

確かに。

「一日どのくらいガムを噛んでいましたか?」

「暇さえあれば。」

そう、PCに向かっているときもTVに向かっているときも、
一日中、粒ガムを、ボトルで、しかも、1回に1粒ではなく何粒も食べたり、
噛んで味がなくなったらさらにそこから新たなガムを追加したり・・・していた・・・。

食事は前歯で嚙み切ったり上下・左右と様々な場所の歯を使うのですが
ガムは前歯で食べませんよね?
実はガムは無意識に同じ場所でずっと噛んでいます
あなたの場合は左側。だから負担がかかって痛くなってしまったというわけです。
しかも、歯がいい人はどんなものでも噛めちゃうからね」

へぇぇぇぇ~

先生は私の左のこめかみをぐっと押しました。

「痛っ!!!」

「こめかみだけでなく首も痛いはずですよ」

・・・噛むということはすごい動作なのだなぁ。
なんだかすべての合点が行きました。

「というわけで、今日からガム禁止です。
1週間もすれば痛みは治まってくるはずですよ。」

ガム禁止令発動!!!(笑)

「これで終わりです。またクリーニングに来てくださいね。
歯のいい人は土台のほう=歯槽膿漏に気を付けて」

「はいっ!!」

診察時間10分未満。
さっきまで青白い顔で恐怖におびえていたのに、
いやー、虫歯じゃなかったんだ!よかったよかった!!!
それはもう、言葉では表せない安堵感ですよ。

しかもガムの噛みすぎ、歯の使い過ぎって!!!
我ながらなんだか格好悪いなぁ(苦笑)。

でも、真面目な話、テレワークが増えてきたことにより
家で甘いものを食べる回数が増えたりして
歯に不調を訴える人が今とても多いのだそうです。
コロナの影響がこんなところにも!!!

皆様、お気をつけくださいね。

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by mikikasai819 | 2021-04-26 20:49 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

Commented by ラテ at 2021-04-28 11:47 x
なんだかかわいいエピソードですね。
お身体、お大事に。
Commented by mikikasai819 at 2021-05-01 16:53
ありがとうございます!お恥ずかしい限りです。
歯医者さんに慣れるように・・・なるのもどうかとは思いますが、いい勉強になりました!