2018年 05月 11日
このきなんのきまちあるき 第131回「お・・・御成門」
東京にあるたくさんの駅の中から五十音順に選んでその駅の周りを歩く
かさいみきのこのきなんのきまちあるき。
今日は「お」から始まる名前の駅です。
東京都内には「お」から始まる名前の駅は全部で46あります。
その中から今回わたしが選んだのは、御成門駅です。
都営三田線。住所でいうと港区です。
東京タワーの最寄駅、色々ある中のひとつでもあります。
御成門は駅を降りてすぐのところに港区役所があります。
何か情報収集できるかなと立ち寄ったところ、いきなり入口のところに面白いものを見つけました。
幸せのMARRYモニュメント。ご結婚おめでとうございますの文字。
記念写真の撮影スポットでした。
婚姻届を出しに来た方以外にも港区に来た記念にと書いてありました。
自撮り棒や三脚も用意されていましたよ。
1階インフォメーションのところには誰でも持ち帰れる冊子が。
タイトルは「港区煙のないレストラン」でした。
それを見ながらレストランを探すのもありでしたが、
せっかくなので港区役所庁内のレストランに行ってみることに。
最上階南側。
時間が午後1時だったのでお昼の混雑ピークは過ぎていたのですが
メニューも売り切れが続出(涙)。
日替わりでまだ頼めたのは鯖の味噌煮定食のみだったのでそれをいただきました。
580円。
窓の外には東京タワーの脚の部分が見えました。
窓際で見ると綺麗です。
そうそう、鯖、骨がすごくて、20本除きました(苦笑)。
さて、今回のまちあるきはそんなわけで最初にご飯をいただいたのであとはどんどん歩きます。
御成門駅というくらいですから、御成門なる門はどこにあるんだろう。
これまで気にしたこともなかったのですが、探すことに。
ちなみにあの付近で皆さんに有名なのは増上寺の赤い門です。
ちょうど芝公園駅と御成門駅の間くらいなのです。
・・・で、本題は御成門です。これは、実際に存在する門の名前です。
ただし、非常に今は目立たないところにあります。
東京プリンスホテルの敷地の端の方メインの通りではなく1本横に入った道に面しています。
柵の内側なので触ったり門をくぐったりすることはできません。
クリームがかった色、黒で縁どられた門です。
もともと増上寺の裏門だったそうですが、徳川将軍が参詣する際によく使われたので
上様のおなーりーってことで御成門と名付けられたようです。
明治の途中で現在の位置に移築されるまでは御成門交差点のところにあったそうです。
関東大震災や太平洋戦争の戦火から難を逃れた門だそうですが
それにしてはどうしてこんな放置されているのかしらというような佇まいでした。
文化財は大切にしましょうって横に書いてあったのですが、
まさにそうだよ!とツッコミを入れたくなりました。
その御成門の向かいにはみなと図書館があります。
この図書館、本を読んでもらうための様々な工夫がされていて、
私が面白いなと思ったのはヤングアダルト向けの「最初の読者になってください」コーナー。
まだ一度も借りられていない本を集めて紹介していたのです。
新しい本だからというよりはきっときっかけがないから手に取ってもらえない本。
そう言われると読んでみたくなるのが人間心理というものです。
ヤングアダルトという年齢ではないのですが、ついつい長居してしまいました。
御成門駅まちあるき。芝郵便局の前には、オルゴールの鳴る郵便ポストがありました。
出せそうな郵便物を持っておらず手を入れてみたけれど鳴りませんでした。
そこから慈恵大学病院の前を通り、
向かった先は、愛宕山。
渋谷にあるNHKは行ったことある!という方、ここはここで絶対に行ってみてください。
非常に面白いです。
ラジオからテレビ、衛星放送、ハイビジョン、デジタル放送へと進化していった放送を
色々な切り口から紹介しています。
おすすめは、ホントすべてなんですけど、建物の2階では4つのテーマに分かれて放送の歴史を楽しめます。
ドラマ(朝の連続テレビ小説、大河ドラマ)、オリンピック(実況アナウンサーの資料なども展示してあります)、
音楽(のど自慢や紅白歌合戦等)、こども番組(私が観ていたような懐かしい時代から現代まで!)の4つです。
16時半の閉館までに時間が足りなくて、また行こうと心に決めたまちあるきでした。
放送博物館、入場無料です!受付でシールやノートなどのお土産ももらえます。ホントにお勧めです。
では、ここで頭文字のまとめです。
お・・・お昼は区役所、タワーが見えます
な・・・なぜここに?目立たない門
り・・・利用しましょう、ヤングアダルト諸君
もん・・・文句なしの楽しさ!放送博物館
☆☆☆
次は「か」から始まる駅です。お楽しみに。
by mikikasai819
| 2018-05-11 13:53
| まちあるき(FM世田谷)
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