2016年 12月 27日
携帯紛失から復活までの顛末その①
もう本当に、こんな結末誰も想像しませんでした。
長くなってしまいますが5回に分けて詳細に記します。
(Twitterではその都度報告しておりましたが、ブログでは改めてドキュメンタリー風に。)
★★★
12月19日月曜日。前日の仕事の関係で仙台で朝を迎えました。
お昼には話し方講座の元生徒さんで今はその垣根を越えて親しいHさんと
新宿でランチをすることになっていました。
食事の後は、Hさんと私のお世話になっているMさんをビジネスで引き合わせるという、
大事な役割もありました。
Hさんとの待ち合わせは新宿伊勢丹前に12時45分。
仙台からの新幹線も、大宮からの埼京線も問題なく、約束の場所には無事到着。
しかし、ランチのお店に行く前に、トイレに行きたくなりました。
「Hさん、ごめん、ちょっと伊勢丹でお手洗い寄ってもいい?」「もちろん!」
この日、厚手のコートを着ていた私。
気温も上がっているだけでなく荷物も多くて、
師走というのに汗が噴き出るほどでした。
頭がいつにも増してボーっとしていたのかもしれません。
伊勢丹の化粧品売り場の近くのお化粧室。
個室で何の気なしに横の棚に携帯(ガラケー)をポンと置きました。
(カバンの中に入れればよかったのに!)
この時、私は「こんなところに無造作に置いて、忘れそうだな、これ。
でも、そんなことしない。短時間だし覚えておける」と思いました。
しかし、Hさんを待たせていることと、とにかく暑くて汗だくなことと、荷物が多いこと・・・
それらに気を取られた私は、その短時間のうちに携帯の存在が頭から抜けてしまい、
その場を離れてしまいました。
10分後。13時過ぎ。お目当てのお店に到着。
ビュッフェ形式で、先にお金を払ってから席に着くタイプです。
Hさんと積もる話もあるし、楽しみだなーと思ったときです。
荷物を下ろしたときに、携帯がないことに気づきました。
あれ?奥深くにしまったかな?
ガサゴソ、恥ずかしいですが探しましたが、どこにもありません。
しまった!!!
「携帯、トイレに置き忘れた!!!」
「ホント?ポケットとかにない?」
ない。断言できる。
だって、忘れるかもしれないってあの時自ら思ったほどの記憶だもの。
Hさんは私の焦りにすごく寄り添ってくれました。
「伊勢丹に電話してみるよ」
「いや、もうすぐそこだから、確認しに行った方が早いと思う」
「わかった。とりあえず、美紀さんが向かっている間に見つかったほうがいいから
一応連絡しておく。あったらメールするね。」
私はガラケーとタブレットの2台持ちなので、通話はできなくともメールはできる状況でした。
「ありがとう」
そうして、私は、何も食べないままにお店をいったん出て、伊勢丹に戻りました。
まずはトイレに行ってみました。携帯はありません。
誰かが拾ってくれたのだろうか。それとも・・・
清掃のスタッフの方に「携帯ありませんでしたか?」と聞いたら
「いやー、私は見ていませんね」と言われました。
その後、伊勢丹1階のインフォメーションセンターに直行。
「すみません、携帯の忘れ物は届いていませんか?」
受付の女性は心配そうな顔で対応して下さいました。
「残念ながら拾得物はこちらにはありません。いつごろですか?」
「10分ほど前です」
「それでしたら清掃のスタッフが持っていることもあるかと思います」
「先ほどいらっしゃった方は見ていないそうです」
「そうですか・・・」
「見つかったらご連絡差し上げますが」
「いや、そのー、携帯をなくしたので、私自身には連絡をいただくことはできず・・・」
「メールではお知らせできないことになっておりますので、そうしましたら、
もし見つかりましたらお友達の番号におかけしますね。」
「ありがとうございます!」
「ただ、見つからない場合はご連絡は差し上げておりませんのでご了承ください」
「はい」
「ちなみに、待ち受け画面は?」
「姪の写真です!!」
「お子さんの写真ですね。かしこまりました。見つかることを願っております」
そんなやりとりをして落胆してランチのお店に戻りました。
戻りながら思いました。
携帯、誰かが持っていくなんてことあるのだろうか。しかも、ガラケーを。
日本なら親切な人が・・・って、伊勢丹は今や諸外国の方もいらっしゃっていて、
誰がどういう経緯で手にしたか、その先のことまでは正直まったく自信がない。
はぁ・・・。参った・・・。
・・・Hさんは何も食べずに座って待っていてくれました。
「ごめんなさい!こんなことになって。とりあえず何か食べましょう」
とはいえ、そんな気分にはなれないのが現実。
Hさんもそんな私のことを痛いほどわかってくれて、
ビュッフェ、ひととおり、いや、本当に少しだけお皿にのせて口にした数分後、
「美紀さん、今からauショップに行きましょう」
「え、でも、ご飯、Hさん全然食べてない・・・」
「そんなそんな、いいんですよ!回線を止めたりするのは少しでも早い方がいいです!」
「でも、私のために・・・」
「大丈夫大丈夫!気にしないで。ねっ。とりあえずロックだけかけよう。
私の電話からでも操作できるみたいだから」
今回Hさんにどれだけ助けられたか、支えてもらったかわかりません。
せっかくのランチが台無しです。
それでも嫌な顔一つせずに付き添ってくれて、本当にありがとう。
何度も「ごめんなさい、ありがとう」を繰り返しながら、
遠隔ロックだけHさんのスマホから電話させてもらって自動音声で完了し、
伊勢丹近くのauショップへ向かいました。
To Be Continued・・・
by mikikasai819
| 2016-12-27 22:09
| にっき(日々の出来事)
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