何歳になってもワクワクしたいと思えたセミナー

日経電子版創刊5周年記念セミナー（第２弾！）の
司会をさせていただきました。
先月はサッカー元日本代表宮本恒靖さんがゲストでしたが、
今回のタイトルは・・・

「いま考える岡田武史の日本サッカー」

そう、サッカー日本代表チーム元監督の岡ちゃんこと
岡田武史さんです。

今回のセミナーは2部制でした。

そのうちの第１部では、
岡田さんが昨年11月にFC今治のオーナーになったことについて、
FC今治オフィシャルパートナーである三菱商事の
廣田康人さんとお話いただきました。
モデレーターはフリーアナウンサーの木佐彩子さんでした。

いやー、興味深いお話ばかりで40分はあっという間。

岡田さんは日本サッカーに「型」が必要だと説いています。
きっかけは、スペイン人のコーチと話していたときに
「スペインにはプレーモデルと呼ばれるサッカーの型があるが、
日本にはないのか」と聞かれたこと。
自由にやらせてあとから決めていくのではない。
好きなことを探せと言われても何からやっていいか分かるものではない。
自由なところから自由なものは出てこない。
そういう思いから、型＝共通認識と捉え
日本人に合った世界に通用する「OKADA METHOD」を作ると決めたそうです。
型にはめるのではなく、共通認識・・・なるほど。
それを破っていけばまた新たな発想が展開されていくというわけです・・・。

なんか、これってアナウンスにも言えるなぁと激しく共感。
ニュースをしっかり読むなど基礎ができてこその応用。
ある程度の技を身につけてこそのアドリブ。うんうん。

岡田さんが「岡田オーナーって呼んで♪」と笑いをとっていたのも印象的。
ついつい岡田監督って言ってしまいがちですからね。

オーナーになってから初めて感じることは多々あるようです。

子どもたちと交流する中で「のび太くん」とか「のび太」とあだ名で呼ばれる。
選手にだって呼び捨てされたことないのに（笑）って。
しかも「サッカーできるの？」って聞かれたこともあるそう。
監督をしていたことは知っていても、プレーヤーだったことを知られていない。
「あのー、日本代表だったんだよ（苦笑）」
子どもたちとの話をされているときの岡田オーナー、本当に楽しそうでした。

それから、こんな気持ちの変化も話してくださいました。

監督の時は集まってくれる観客に「ありがとう」とは実は思わなかったそうです。
「いい試合を見せればいいんだろう？」という試合への想いだけだった・・・。
ところがオーナーになって、シーズン初戦に1000人の人が集まってくれたとき
こんなに嬉しかったことはないというほど感動し、
お客さん一人一人のところに行ってお礼が言いたくなった。
これが商売の原点なんだなぁと思った・・・と。

58歳にしてワクワクした毎日！という岡田武史さん、
本当にいい笑顔でした。
ちなみに、三菱商事の廣田さんとは大学の同級生とのこと。
（岡田さんは専らグラウンドにいましたが・・・という言葉に会場は爆笑）
お二人の息のピッタリ合ったトークは、次代を担う人材を育てるという
力強い活動の象徴だったように思います。

そして今回、個人的には、サッカー以外のところで
木佐彩子さんとお会いしてすごく刺激をいただきました。
ご本人とは「よろしくお願いします」のご挨拶しかできませんでしたが、
そのご挨拶の時の好感度、優しさと爽やかさ、
大袈裟ではなく２秒で心をつかまれました。
これって非常に大事なことです。

どのスタッフにも平等に、丁寧にご挨拶をされ、
マイクチェックなどもコンパクトに、しかしながらしっかりと。

いざ始まってみると、場の空気を和ませながらの進め方は流石。
岡田さんや廣田さんに木佐さんが突っ込みを入れているようで
実は逆に突っ込みを入れられて会場の笑いを生み出してしまう、
ご自身の役回りを分かっているからこその一体感、
それでいながら時間配分はピッタリ、
マイクを戻してくださる際も司会（＝私）にも気を配ってくださって
本当に素敵な方でした。

・・・ということで、会場である日経ホールは満席。
皆さん、それこそワクワク楽しくお話を聞いて
お帰りいただけたのではないでしょうか。




終わってから、ひとりごはん。
とにかくおかずが食べたかったので、おぼんｄｅごはん。
牛肉とズッキーニのトマト炒め。小鉢もたくさん。
ふぅ。おつかれさま。
ん、おいしい！！！
ふと気づくと、周りは2人で来ている人だらけ。
あれ、1人は私だけ？なんか寂しい（苦笑）。
今日は主人は飲み会とのことだったので、やむなし。
ごちそうさまでした！