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塾の友達の披露宴

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年が変わる前に、12月15日(日)の披露宴司会について記しておきます。

今回のご依頼主は、中学時代の塾が一緒だったA。
(学校は異なります。住まいも近所ではありません。)

Aとの出会いは中学2年生。
大阪から転校してきたという彼女とはすぐに打ち解けて仲良くなりました。

「みきりん、どこの高校受けるの?」

私は当時、英語が大好きで、国際基督教大学(ICU)高校を志望していました。
帰国子女だらけで一般枠は全体の3分の1という狭き門。
しかも受験問題が変わっていることで有名。
でも、自由で、ほぼ私服で、何よりグローバルで、憧れでした。
勉強するより学校案内のパンフレットを毎日熟読していたほど。

そこで「ICUだよ」というと、最初こそAは
「えー!よくわかんない!違う学校にしようよ」と別の選択肢を出すも、
月日が経っても私が揺らぐ気配がないのを察知すると
「決めた!!私もICUにする。みきりんと同じ学校行く!」と宣言。
「ちょっとー、よく考えなよ(汗)」
「うん、考えた!ほかの学校もみきりんと一緒にする!」

・・・それだけ慕ってもらっていたのかもしれませんが(笑)、
無邪気なAの笑顔に私はただただ笑うしかなく・・・
結果から言うと、Aは合格、私は不合格(爆)。まあ、人生そんなもの。
そして、私はAが唯一受験しなかった女子高に入学したのでした。

あの頃はまだ15歳だったから志望校に落ちるということはものすごい挫折で、
この先真っ暗・・・みたいな気分になって、
しばらくAとは距離を置いていたこともありました。(彼女は何も悪くない)
でも、こういう進路だったからこそ今があるのはお互い間違いなく、
本当に人生は面白いなと思う次第です。

いずれにしてもAは学校の友達以上にたくさん語り合った仲なので、
やりとりした手紙の数もハンパなく(勉強しろ!っていう話)、
今でもあの頃の話は鮮明に覚えているのです。

そんなAから「みきりんに披露宴の司会をしてほしい」と言われたときは
塾の教室の風景や、模試の成績、仲間たちとの会話、
長電話での恋愛相談、文化祭巡り、受験祈願・・・
いろいろなことが頭をよぎりました。

さて、当日のことを書いていきましょう。

今回のAの結婚式は人前式。列席している皆様の前で誓い、承認してもらうというもの。
私が司会をすることになりました。
人前式は久しぶりでしたが、ウェディング業界は日々進化していますね。
ベールダウンというのが最近は流行りです。
花嫁のベールをお母様が降ろしてあげて
バージンロードへと送り出すという演出がありました。
また、ブーケブートニアのセレモニーといって
男性が列席者から花を集めブーケにして
それを新婦に渡すという「プロポーズの再現」もありました。
ひとつひとつわかりやすく説明しながら進めていきました。
ブーケを作る際、「何か喋って間をもたせてください」と言われていたので、
さりげなく入れておきました。こういうのは生放送をする身としては日常茶飯事。
誓いの言葉は二人が日々の生活でのリアルな約束事を言ったものだから、
そこまでの粛かな雰囲気が一気に融解して笑いが起きました(笑)
あれはよかったなー。
終始すごく温かい式となりました。
(実はこの日、チャペルが直前は空いていないということで
なんと朝8時半からリハーサルをしたのですが、結果的にやってよかったです)

次に披露宴でのエピソードを記していきます。

☆とにかくこの日はお天気がよく、会場から見える空の青が美しかったこと。
29階のバンケットからの1枚。気持ちよかったなぁ。
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☆席にはお花が飾られていました。
お花・・・おや?これって幼稚園や小学校のイベントで作ったことある・・・
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実は新郎の手作りです。
新郎は地元仙台の七夕まつりに有志で飾りを送っているとのことで、
ものすごく花を作るのが速いのだそうです。
新婦ではなく新郎の手作り。これを明かしたときは会場中がどよめきました(笑)。

☆この披露宴を語るに欠かせなかったのが「ベガルタ仙台」。
新郎が大好きなチームであり、新婦も一緒に試合を観るようになって、
今では応援歌や応援ダンスを覚えてしまうくらいとのこと。
入口の飾りつけ、そして、お色直しはユニフォーム姿でビールサーブ!
おかげで私もその後のベガルタ仙台の動向が気になりました(笑)。
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☆テーブルラウンド中に新郎新婦が皆さんに・・・と渡したのが
それぞれの地元の食べ物。
新郎は笹かま。そして新婦は「おいり」と言われる
香川県西讃地域に代々伝わる嫁入りの際に配るお菓子。
おいり、初めて知りました。

☆スピーチはお席にマイクを持っていき6人に
1~2分ほどで喋っていただくという方式をとりました。
皆さん、ものすごく上手かった!
言いたいことがたくさんあるとどうしても長くなってしまいがちなのですが、
あらかじめお伝えしていて準備できるからとはいえ、
コンパクトに、でも笑いも交えて、お見事なご友人たちでした。

☆音響スタッフの方が今回は司会台の真後ろにいらっしゃる配置で、
ご歓談中にいろいろ話す機会がありました。
「いやー、落ち着いていて温かくて、とてもいい披露宴ですね」
彼はたくさんの新郎新婦、その周りの皆様を見ているからでしょう、
しみじみしながらもやけに説得力がありました。

☆帰り際、Aのご両親と挨拶しながら、またまた感慨深くなりました。
中学時代の「塾の」友達であるという繋がりで、
こうして人生の門出にご一緒できるなんて・・・。
人のご縁というのは面白いものですね。

A、本当におめでとう。旦那様と末永くお幸せにね!!!
Commented by はなこ at 2014-01-04 23:14 x
記事&裏話ありがとうございます!
前室は見ることができなかったので、我がチームの怪鳥・ベガッ太さんやユニフォームの装飾が確認できてよかったです。

ところでこの記事、他の人にも紹介してよいでしょうか?

Commented by mikikasai819 at 2014-01-05 10:09
はなこちゃん、いや、はなこさん、ありがとうございます!
今思い出しても、あたたかくていい式&披露宴でしたねー。
ブログは公開してますから、ご紹介くださいませ!
by mikikasai819 | 2013-12-31 18:56 | けっこんしき(結婚あれこれ) | Comments(2)