このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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ウィルス性急性胃腸炎

ここ2日、生きた心地がしませんでした。
ブログはとても書けませんでした。
ようやく落ち着いたので記します。

☆☆☆

月曜日夜。溜池山王で「龍の会」。
各業界の辰年の方々がたくさんあつまる会合で今回も楽しく参加。

日付変わって火曜日明け方。まだ外は暗い。
時計を見ると4時。ありゃ、こんなに早く目が覚めちゃった。
生放送担当曜日でもないのに珍しいな。



次の瞬間、前触れもなく猛烈な吐き気に襲われた。



何、何これ?



今までに体験したことのない吐き気だった。


なんとかこらえて、あれこれ考える。


昨日飲み過ぎた?いや、それはない。
色々な方と話すことがメインだったから、ビールをグラスに4杯とゆずサワー1杯。
(これは私にしては少ない)

食べ物は?昼にちらし寿司、夜は中華。
何かにあたった?いや、まさか。

その間にもこみ上げるものがあったため、胃薬を探した。


あった!


飲んだ。


胃が一瞬スーッとした気がした。




直後、経験したことのない吐き気が襲い、吐き出した。

私は、大人になってから吐いたことがない。
(飲み過ぎたとき無理矢理吐くとスッキリすると聞くが、私にはできない)

そんな私が、無抵抗のまま、激しく嘔吐。

自分で自分にビックリ。


さらに凄まじい胃痛とともにトイレから出られない事態に。

だんだん自分の体から水分がなくなっていくのが分かった。

主人は風邪の症状で寝ていたから起こすのも憚られたが、
さすがに私の異常には気づいたようだ。

あまりに胃がキリキリ痛むため「救急車呼んでほしい」と叫びながら、
これは大げさなのかなと躊躇する自分もいて、
でも何よりあまりの具合悪さに立ち上がれないのも事実で。

何より気になっていたのは仕事。
火曜日は以下のスケジュールだった。

11時〜新規の打ち合わせ
13時〜番組収録
18時〜セミナー司会


困った。


とりあえず、朝まで待って9時に近くの医者へ。
待合室の鏡を見たら、顔面蒼白の自分が映る。
看護師さんが中のベッドで横になるように言ってくださった。

直にお医者さんが来て、私の胃を押さえる。
「痛いっっ」と悶える。

「本来なら家で薬飲んでゆっくり休んでいただくのですが、急ぎで治したいですよね」

「はいっっ!早く、一刻も早く。」

そして、点滴を投与してもらうことになった。

助かった。

でも、点滴は1時間かかるという。
11時の打ち合わせには間に合わない。

迷った。

でも今の体調では電車にも乗れない。
そもそも、衰弱して電話で断りの電話すらできない状況だった。

自分の診療のために一緒に医者に来ていた主人に携帯を涙目で渡し、
「申し訳ないとくれぐれも伝えてほしい」と伝え、先方に電話をしてもらった。

(ちなみに新規打ち合わせと書いたが、本当にまだお会いしたことのない方で、
来春からのお仕事ご依頼を受けての相談だったので、
ひょっとするともうダメかもなと覚悟をしていたが、
後日温かいメールをいただき、本当に感謝している)

さらに13時〜の収録も点滴後すぐに向かえば間に合うが、
果たしてどうなるか分からなかったので
こちらもディレクターに電話をして指示を仰ぎ、 延期になった。
ゲストの方にも大変なご迷惑をおかけした。


そんな中、点滴は1時間、吐き気止めと脱水症状緩和の薬。


その後、医者の診断は・・

「ノロウィルスではないでしょう。熱が高くないのでね」

36.6℃という数値から判断されたらしい。


とりあえず帰宅。


さあ、夜のセミナー司会は絶対に何としてでも行かなくてはならない。
延期や中止はできない、穴をあけられない、今から代わりは探せない。

点滴後、スッキリ完治となるかと思ったら、胃痛は残った。
残念ながらあくまでも吐き気止めだった。

ギリギリまで寝て、キリキリする状態で、会場のある多摩センター駅へ。
毎年恒例のイルミネーションもゆっくり見る余裕がない。
ひたすら前に向かって歩く。
絶食だが、水分補給のためポカリスエットは常備。

この日の控え室はトイレが付いていた。珍しい!
万一の時は大丈夫だと安堵感。

今回は、途中10分ほど司会がお客様向けの案内をする箇所があった。
5分過ぎたあたりで胃が痛み出した。
普通の風邪などでは仕事の最中は普段気にならないのに、
やはりウィルスは凄まじい。

負けるもんか。

そうして、終了までやり遂げた。

初めてそこでスタッフの皆様にカミングアウト。
「ちっとも気づきませんでした!」
よかった、それが何よりのご褒美。

必死で家に帰りつき、薬を飲んで寝ついた、そんな火曜日。

水曜日は朝と夜に仕事で、だいぶラクになったので普通にお仕事ができた。
まだ食べ物がスープしか受け付けないので、
スープストックでスープ詰め合わせのboxを買った。美味しい。
ウィルス性急性胃腸炎_e0039787_1545895.jpg

今日あたりからうどんにチャレンジ。ウィルスはもういなくなったようだ。

・・というわけで、ブログが記せなかった理由=急性胃腸炎の顛末を記しました。
Commented by linux at 2012-12-13 15:25 x
大丈夫かい?急性胃腸炎、マジでツライよね(*_*)胃が痛すぎて呼吸すらも出来なくなって辛かったーーー。小方さんに救ってもらったけど。師走は忙しいだろうけど、飲みすぎ&食べすぎ注意して無理しないようにね!
Commented by mikikasai819 at 2012-12-13 15:54
linuxさん、どうもー。小方さんって一瞬誰かと思ったら、かかりつけの医者ね(笑)。
いや、もう本当に凄まじかったので、思い出すのもおぞましいです。
原因が分からないのがさらにつらいところ。
暴飲暴食ではないので、やはり手洗い徹底かなと。
励まし、ありがとう!
Commented by かずにょぃ at 2012-12-13 22:26 x
急性胃腸炎ですか!恐ろしいですね。
自分も大人になってから嘔吐ってありません。
自分が嘔吐恐怖症ってのもあって吐くのも恐怖、それを見てるのも脈拍数が上がってきます。
ホント原因がわかれば防ぎようがあったかもですね。
私も気をつけなければ…
って何に気をつけたらよいのか。
Commented by mikikasai819 at 2012-12-14 10:30
かずにょいさん、嘔吐恐怖症、まさに私もそれです。
だから、無抵抗で襲って来たときにはビビりました(>_<)。
Commented by アレックス at 2015-06-03 19:25 x
人にうつすリスクは考えなかったのですか?
Commented by mikikasai819 at 2015-06-03 21:39
アレックスさんに書き込みをいただいて、
改めて2年半前のことを自分自身読み返してみました。
医者からノロウィルスではないと診断され、
自分が行かないことで仕事に穴をあけてしまうことへの責任感から
あの時は行くという判断をしたと記憶しています。
しかし、点滴でおさまったからであって、
もし「吐く」という行為が止まっていなかったら、
吐瀉物から感染させてしまう恐れがあるので
行くのを断念したはずです。
(たとえばインフルエンザと診断されて、
それでも行くということはしてはいけないのと同じです)

2年半前のようなことが今後全くないとは言い切れないので、
自分のどんな行動がどんな迷惑をかける可能性があるのか、
行く迷惑と行かない迷惑、常に多方面から考えながら
行動していきたいと思います。
by mikikasai819 | 2012-12-13 15:04 | Comments(6)

by mikikasai819