2017年 08月 08日 ( 1 )

事件発生!

それは突然のこと、いや、もしかしたら、予測できたことなのかもしれません。
しかし、とにかくパニックになる出来事でした。

月曜日、私は午前中の仕事を終えて、次の場所に向かうために、電車に乗りました。

ドア横の3人掛けのロングシート、右側が次の車両に移る連結部分です。
一番端にはちょっと強面な男性が座っていて、ビールとパンを持っていました。
昼間からビール・・・ボックスシートでもないのでやけに目立ちました。
それでもちょっと疲れていたので、気にせず隣に座ることにしました。
私の左隣は若い男性でした。

私はほどなくしてうとうと、いや、熟睡していたのだと思います。
20分ほど乗る必要がありまして、事件発生は残り5分というところでしょうか。

・・・

・・・

・・・

座っている部分・・・シートのお尻の部分がヒヤッと冷たくなったのです。


!?


私はびっくりして飛び起きました。
完全に寝ぼけていましたが、明らかに異常を察知したからです。


なんと、隣に座っていた男性のビールが、電車の揺れだか自分の不注意だか、
とにかく後ろに倒れ、シートの背面部分に流れこんでしまったのです。
そんなことは知らず私は寝入っていたため、
スカートがビール浸しになってしまいました。

「え?何?」と私は(おそらく←寝ぼけているため)声を上げて、
席からすごいスピードで離れたので、
私の左隣りの若者も一緒にのけぞるように立ち上がりました。

描写するのも恥ずかしいですが、ヒヤッとしてから気づいたので、
完全に下着までもがビールで濡れてしまったというわけです。

こういう時、本当に、どうしていいのか分からず、パニックになりました。

こぼした男性が「申し訳ありませんっっ!」と慌ててくれていたら
また違ったのかもしれませんが、
その人は立ち上がった私のところにゆっくりと近づいてきて、
「すみません、だいじょうぶですかー?」とゆっくりとハンカチを差し出しました。

私は相手の顔も凝視できず、ただ、そのハンカチを眺めました。

ベージュの、無地の、きれいにアイロンがけされたものでした。新品だったかも。
不思議とそういうところにはパニックしていても冷静に目が行くものなのですね。

私は一瞬固まり、でも、一応そのハンカチを受け取り、スカートを拭く動作をしました。
そう、拭くっていうレベルではなかったので、もう、どうしようもなかったのです。

こういう時、「どうしてくれるのよ!!!」と罵声を浴びせたところでどうしようもない、
クリーニング代の請求とかっていうのも現実的なのかよくわからない、
向こうから何かそれ以上言ってくる気配はない、
そもそもこの人は酔っているのかもしれない、
お店だったら責任者がいて・・・というように進めてくれるのかもしれないけれど、
公共交通機関の中、周りは私のことをかわいそうにと思ってくれても助けてはくれない、
とにかくまだ私は寝起きのため寝ぼけていて、
この濡れたスカートで次の予定は大丈夫なのかどうかが判断できていない、

ホント、どうにかなりそうな時間・空間でした。

結局、すごく長く感じたけれどおそらく10秒くらいハンカチを使って、
「乾くのを待つしかないので、もう結構です」と
消え入るような声でハンカチを返しました。
相手の目は、やっぱり凝視できませんでした。
「すみません」と向こうも小さい声で言って、席に戻りました。
ビールでビチャビチャになった、私が座っていた席には誰も座りません。座れません。

そうして、私は次の駅で下車しました。

降りてもなお、まだ頭が働かない。今起こったことは夢か現実か。
なんか冷静を装ってツイートなんかしちゃったりして、
でも、確実にスカートは濡れているのです。
待合室の椅子に座ろうにも、私が座ったら椅子が濡れてしまいます。

ただ、不幸中の幸いで、私が着ていたスカートは黒の花柄プリントのジャージー素材。
濡れていることがそこまで目立たないものでした。
(グレーとか薄い色の綿のスーツとかだったら本当に悲惨なものだった)
もう1つ幸いなことに、次に向かうところはお仕事の現場ではありませんでした。

これはもう、ブログのネタができたと思うしかない。
そうでもしないとこのショックは癒えない。
そう思って、一日たった今、ここに、半笑いで記しています(笑)。

ただ、一つ、本当にまだわからないこと。
それは、こういう時、どうしたらよかったのかということです。

なんてことをしてくれたんだ!とその場で叫んでもおかしくない出来事だと思うのです。
でも、別にわざとやったわけでもないだろうし、
そうかといって一方的にビールをかけられて泣き寝入りも変だなと思うのです。
でも、相手はハンカチを差し出して「すみません」と一言あったきり、
特に何も提案もしてこなくてボーっと突っ立っていたのです。
さらに昼間から普通の車両でお酒を飲んでいるわけで、ちょっと雰囲気が独特なのです。

うーん、どうしたらよかったのか。

私には答えが見つかりません。

ブログ読者のあなたならどうしますか。
本気で知りたいです。


※大学時代、ドトールでアルバイトしていた時の話をふと思い出しました。
若い店長が勢い余ってなみなみとコーヒーが入ったカップを倒してしまい、
女性のお客さんの、しかもすごく高級そうなスーツにかかってしまったことがあります。
「キャー!!どうしてくれんのよ!店長呼びなさいよ!」
「あ、あの、私が店長です」
「はぁ?こんなコーヒーのシミつけられたらこのあと出かけられないじゃない!」
「クリーニング代をお支払いしますので」
「だから今から出かけるから間に合わないのよ!別のスーツ買ってきてくれるんでしょうね!!
かなり高かったんだから、このスーツ!」
「いや、あの・・・」
このやりとりをカウンター内でおびえながら見ていたことを思い出しました。
あの時、結局、店長はどうしたんだったかなぁ。
女性の気持ちもすごくよくわかるから辛かったなぁ。
もし自分が店長の立場だったら、女性の立場だったら・・・って
あれこれ考えたら具合悪くなった記憶が。
まあ、これほどまでではないけれど、今回、女性の立場に奇しくもなってしまったわけで。
難しいな・・・。
by mikikasai819 | 2017-08-08 23:51 | にっき(日々の出来事) | Comments(8)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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