このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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雪の日の披露宴

朝。目覚めたら雪でした。
積もっているというより、まさに吹雪いていて、足元はべちゃべちゃ。

でも、私はドレスをまとい、ヒールを履く。
幸せな二人のために。作成した台本を持って。行き先はお台場。

今日は、大学時代からの友人Tくんの結婚披露宴です。
雪の日の披露宴_e0039787_23484770.jpg

入り口にあったウェルカムボードの似顔絵、特徴つかみすぎ。
分かる人には確実に分かる(笑)。

さて、今回の会場は、お庭がポイント。
ウェルカムパーティーやケーキビュッフェなどをガーデンで楽しむという
この会場ならではのスケジュールが入っていました。
でも、積雪!とてもこれでは外に出られません・・・。
残念ではありますが、新郎新婦は終始笑顔。
「河西さーん、司会、よろしくねー」といつものペースのTくんに、私は心救われたのでした。

開宴前、キャプテン、音響の方と打ち合わせ。

「入場曲の前奏は15秒です」
「それにあわせて扉開けます」
「了解しました。コメントもあわせます」

一生に一度の一瞬を大切に。

というわけで、本日の感想あんなことからこんなことまで。

★披露宴司会の前、友人として式にも出席しました。
チャペルの中の空気、何度体験してもいいものです。
そして、百発百中といっていいほど、入場のときのパイプオルガンの音で泣きます。
今回もそうでしたが、感動の涙の中で驚きを隠せませんでした。
なんと、本日の牧師さん、秋に妹が結婚した時と同じ方だったのです!!!
(妹の結婚式のときの文章はこちら
会場は別なのに!ですよ!
いい方だったのですごく印象が強く、間違いない!と勝手に興奮、勝手に親近感。

★実は、ご祝辞をいただくご来賓の方が開宴に間に合わないかもしれない、
さらに連絡もとれないから向かっているかも分からないというひやっとする事態がありました。
新郎新婦はもちろん、周りの方も心配そう。
もちろん、司会たる者、間に合わなかったときのためのシミュレーションを
咄嗟に頭の中で行いました。
乾杯のご発声の方など別の方にお願いするのか、
到着次第お声を頂戴するようにして次のプログラムに進めるのか。
結果的には間に合ってホッとひと安心でしたが、
こういうときに臨機応変な対応は必要だと我ながら再認識した次第です。

★私はこれまで基本的に友人か友人の友人までしか司会をお受けしていないので
一般的なものがどれくらいか分かりませんが、本日の祝電なんと30通!
こんなに届いたカップルは初めてでした。
もちろん、どの順番で読むか、お名前の読み方など、開宴前や中座中にチェック。
「これは?えーっと、それじゃ、これは?あと、これも!」
新郎は薬品会社勤務、新婦は薬剤師さんなので、その関係の方が多いわけでして。
・・・いやー、読みごたえありました。すごい!

★開宴前に、実は新婦が控え室でペンを握りながら何かを書いている!何だろう?
それは、お母様への手紙でした!
えええ?今書いているの?????
どうやら色々文章が浮かんできてうまくまとめられないとのこと。
私も両親への手紙・・・に似たような経験をしたので気持ちはよく分かりますが、
もうまもなく入場ですよー!!!(汗)
でも、実際そのシーンになったら、時に声を詰まらせながらも堂々としていました。
想い、しっかりご両親に伝わりましたよ!

★新郎が結びに挨拶をする際に話したこと、それは、
この披露宴の数日前におばあさまが亡くなられたということでした。
ずっと体調がよくなかったようで、本当に残念ながら間に合わなかったとのことでした。
私は知っていましたが、列席者には最初伏せておくという話でした。
でも、Tくんが気丈に話す姿を見て、
きっと天国でおばあさまもこの佳き日を見てくれているに違いないと思いました。

★おひらき後、「司会やっていただいてよかったです!」と新婦から心からの言葉を頂き、
その瞬間、「よかった、喜んでもらえた!」といういい意味での脱力感が全身を駆け巡りました。
Tくんには笑顔で右手を差し出されました。
「マジ、ありがとね」がっちり握手。「こちらこそ、本当におめでとう」
考えてみれば大学時代のアルバイト(河合塾のチューター)で一緒だったので、
最初に会ったのはなんと18歳。お互い色々な意味で成長したよね(笑)。
そして最後に「あっ、河西さん、ちょっと待って」と渡されたのは、お礼とプレゼント。
うわー!!ブルーマウンテンの最高級コーヒー豆!!
彼はそれこそ18歳のときからコーヒー通。さぞかし美味しいに違いない!楽しみです。

・・・さて、帰り道、会場から最寄の駅まで歩くと7分ほど。
普段ならなんともない道が、雪でびちゃびちゃ。
誰も歩いていないようなところを凍りそうになりながら歩きました。
ストッキングは濡れて変色。
しかも、ビル風も相まって傘が折れそうなほどの吹雪。
途中で「どこかまでタクシー乗ればよかった」と思いながらも必死で歩きました。
歩き続けているとだんだん寒さで足の感覚が麻痺してきて、
ひと仕事終えたということもあって体はヘトヘトで、
でも、その1歩1歩が、どんな状況でも前へ進むぞー!って自分へのエールにさえ思えて、
駅に着いたころにはちょっと心地よかったです!?

夜は、普段からお世話になっている仕事先の方と、居酒屋で語りながら恵方巻タイム(笑)。

雪の日の披露宴_e0039787_2323911.jpg


そう、本日は2月3日です。豆まきよりもなんだか最近メジャーになってきた!?
だって、メニューにあったんですもの。店員が勧めてくるのですもの。
1本食べきれないので、半分に割ってもらいました。


(ちなみに、一昨年の恵方巻の話はこちら

そんな雪の日でした。
(群馬時代にお世話になった先輩からは「雪だより」と題した写真付きメールが届きました。
写真を見ると・・・確かに本格的に積もっていました。)
Commented by T&M at 2008-02-05 00:24 x
披露宴の司会、ありがとうございました。

Mより
いろいろな意味でひやひやさせてすみませんでした。
かさいさんに司会をしていただいたおかげで、安心して手紙を書けました(^^;)思い出に残る結婚式をありがとうございました。
ぜひ今度自宅に遊びに来てください。

Tより
いやー、バタバタですみませんでした。
うちの家族や親族だけでなくMの親族からもかさいさんの司会、
大好評でしたよ。
本当に一生に一度の結婚式でかさいさんに司会をしていただいて
よかったなぁと感じています。
ブルーマウンテン楽しんでくださいね。
Commented by mikikasai819 at 2008-02-05 01:37
T&Mさん、書き込みありがとうございます!
ご本人からコメントいただけるなんて本当に嬉しい!!!
そして、すみませんとお二人から言わせてしまって
本当にすみません(><)
ひやひやもバタバタもコントロールしていくのが司会であり、
新郎新婦が披露宴の間ずっと最高の笑顔でいてくれることが
何よりの喜びなのです。だから気にしないでくださいね。
(そういうときこそ力を発揮したくなる性分でもある。笑)

Mさんのドレス姿、本当に綺麗でした。
お手紙読んでいるとき、私ももらい泣きしそうでした。
是非ご自宅に伺いますので、その際はコーラで乾杯しましょう!(笑)

Tくん、ブルーマウンテン、本当に楽しみです。
今日飲もうと思ったのですが、
ミネラルウォーターを買い忘れたので、明日にお預けにしました。
(せっかくなのでいいお水、いいコーヒーカップで堪能したいなぁと。)

お二人の幸せを心から祈っています♪おめでとう&ありがとう!
ご親族の皆様によろしくお伝えください。
by mikikasai819 | 2008-02-03 23:36 | けっこんしき(結婚あれこれ) | Comments(2)

by mikikasai819