ゲームの音で心が痛い

車内でのマナーのあれこれ、相変わらず守られてないなーって感じることもありますが、
今回は久しぶりに注意しようと立ち上がる寸前までいきました。

数日前の地下鉄の車内。

私が座った真向かいに小学校高学年の男の子が4人並んで座りました。
立っている人はおらず混んでいなかったので、彼らの様子はよく見えました。
一番右の男の子だけはひとりで本を読んでいて、あとの3人はゲームに夢中でした。
ゲーム機は1台だけだったので、順番に遊んでいるのですが、問題はその音。

電子音が響き渡っているのです。

地下鉄はただ走るだけで走行音が相当うるさいはずなのに、それよりも大きい音でした。
本を開いて読む体制に入っていた私は、たちまち集中できなくなりました。
男の子たちは、そのゲームに精通しているらしく、
なかなかゲームオーバーにならないのです。

つまり、ずっとその「ピコピコ」だの「ドドーン」だの無機質な音が
鳴り止まなかったのです。


携帯電話の着信音を平気でONにしている人や悪びれず喋りだす人は、
悪いことだと分かっていてそれでもあえて自分の利益のために
周囲の迷惑を考えずにそういう行動に出ているように思いますが、
今回の子供たちは明らかに、
自分たちが迷惑をかけていることに気づいていないようでした。

こういうときはどうしたって、うるさいと思っているのは私だけ?と気にしますが、
明らかに私よりも遠い場所の女性が眉間にしわを寄せていたり、
サラリーマンも咳払いをしていたり・・・とみんな不快に思っているようでした。
別に騒いでいるわけではなく、むしろ静かにゲームをしているのですが、
その音がとにかくうるさいのです。

これは、ひとこと言うべきだろう。
分かっていないのならちゃんと分かるように教えてあげなくてはいけない。


でも、どのタイミングで?

私だって出来れば言いたくない。
今の小学生が素直に聞いてくれるか・・・、怖いわけじゃないけど、
わざわざ私が言うことではないのかもしれない、でも・・・

そのとき、本を読んでいた男の子が
「ちょっとうるさくない?」と隣の男の子に言ったのです。

偉い!君は偉いぞ!

ただ単に、自らの読書の邪魔になっていただけでマイペースな子かもしれないし、
普段みんなと一緒に楽しめない協調性に欠けた子かもしれないが、
今回の彼の一言は、明らかにすばらしい発言だった・・・はずでした。

でも、ゲーム派の3人は、全く聞いていなかった・・・
それこそ地下鉄の音にかき消されてしまっていたのかもしれません。
「うわー、負けちゃった。はい、次」とゲーム機を回しているではありませんか。

絶対言う。注意することは悪くない。むしろ彼らのためなのだ。

しかし、無情にも電車は私の降りるべき駅に到着してしまいました。

怒りにまかせてひとこと叫ぶだけなら出来たかもしれませんが、
私はちゃんと説明したかったので、中途半端に声をかけることが出来ず、
そのまま下車してしまいました。
彼らは降りる気配はなく、電車は去ってしまいました。

しばらく私はホームに立っていて、次の瞬間、非常に後悔しました。
彼らはこれからも電車の中で悪びれずにゲームの音を響かせるのだ・・・

このことを、のちにスタッフに聞いてもらいました。
「悔しい!本当にひとこと言えばよかった!!
『そのゲーム、音消せないのかなぁ。
消せないなら迷惑だから今すぐやめて』って。

すると「その言い方が河西さんらしいですね(笑)」って感心されました。
「うるさい!」って感情的にならずに諭す雰囲気が出ていたようです。
でも、結局実行することはできなかったわけで・・・あー、今でも後悔。
ただ、やっぱりそういうことを堂々と言える性格でもないのですよ・・・。
誰でもそうでしょうか・・・。

この一連のことを書こうと思っていてずっとPCに向かえなかったのですが、
実は絶対に書こう!と思ったきっかけがあって、
たった数日後、実はまたも同じように子供のゲーム音に出くわしたからです。
(ごめんなさい、久々に書くと長くなりまして・・・)

今度は連休最終日の新幹線の車内。満席です。
そんな混雑の中、私の斜め前の前の前から聞こえてくる電子音。

「ヒュー」「ピロピロ」「カシャカシャカシャ」
ゲームをしていたのは小学校に上がる前の・・・5歳くらいの男の子。
やっぱり音を出していることに何の疑問もなく、普通に家で遊ぶように遊んでいました。

しかも、彼の場合はすぐゲームオーバーになってしまうようで、
その都度リセットしてずっとやり続けているのです。
再スタートの音を覚えてしまうほど鮮明に聞こえました・・・(汗)。

・・・地下鉄のときのことを思い出しました。
あの時、言えなくて後悔したんだから、今回は絶対に・・・って、
待てよ、5歳の子が分かるのだろうか。そもそも、親はどこへ?

母親は、その子の後ろの席にいました。全く気にしていない様子。
ああ、この場合、親に言うべきなんだろうけど、やっぱりそれって、なんか緊張するよなぁ。
でも、うーん・・・このままだと、寝たいのに寝られない・・・。

周りの人はどう思っているのだろう・・・と見渡すと、
皆様すでに寝ついてます!!つまり、気にされていない・・・同意してもらえない!

それにしても結構大きな音です。
音楽ならともかく、無機質がゆえに、余計に気になります。
「これって非常識だよねぇ。絶対迷惑な行為だよねぇ」と自問自答する始末。

十分以上もその状態が続きました。親はなんとも思わないのか!?
すると飽きたのか、音が鳴り止みました。

助かった!

前方を覗き込んでみると・・・その母親がアイスクリームを買い与えていました。

「おかあさん、ジュースも!」『はいはい』

その手には、新幹線車内で販売されている新幹線グッズも握られていて、
親が子供に過保護な様子が一瞬にして窺えました・・・。
はぁ・・・イライラした時間がむなしくなってきました。

電車の中では、いや、それ以外のどの環境でも、
周りの人のことを考えて行動しましょうよ。
快適に過ごすために、最低限、マナーは守りましょうよ。
それを大人が子供に教えていかなくてはいけないと思うのです。
そのためにも、大人は見本・手本にならなくてはいけないはず・・・。

こんなことに続けて遭遇したことにより、ゲーム音恐怖症になりそうです。
同時に、注意していいものか不安になる自分の弱さに嫌悪感です。

皆さんはそういうこと、ありませんか?
Commented by マイキー at 2007-02-15 00:18 x
あります。コンビニの前にたむろっている若者たちが邪魔で、
みんな困っていたんです。それでも無視して車のエンジンかけたら、
「排ガスで殺す気かよ、ふざけんな」と逆に因縁つけられて、こっちは何も悪くないのにって本当に悔しかったです。注意できない歯がゆさと、こういう若者がいまだに野放しという事実が許せないです。
Commented by mikikasai819 at 2007-02-16 00:34
マイキーさんの体験談、いわゆる逆ギレされたわけですよね・・・。
言い方ひとつで、普通の話もこじれてしまいます。
ましてや注意・文句の類はなおさら。
本当は店の人がひとことその若者たちに言うべきなんでしょうけどね。
状況が分かりませんが、度が過ぎると一種の営業妨害ですから。
・・・悪いことは悪いと気づいた人が堂々といえる世の中を望みます。
Commented by naniwanow at 2007-02-17 10:48 x
 こんちわ。気持ちわかるなあ。僕は群馬の某町で不審者出没に関する取材を小学校近くで行っていた時、道路のポールを蹴ったり曲げたりしている子たちに「こら、そんなんやったらあかん」と注意。翌日、学校へ確認取材を行っている時に「生徒から、昨日関西弁を話す不審者に怒鳴られたという報告が…」と聞いてがく然としました。最近の子供は注意されても反省しないばかりか、別の意味で反撃してくるからややこしいですなあ。
Commented by mikikasai819 at 2007-02-18 00:17
naniwanowさん、こんにちは。すごいエピソードをお持ちですね。
せっかく注意したのにひどいスルーのされ方ですね。
どうしてしかられたのか、
本来なら自分たちで考えなきゃいけないはずなのに、
今は昔以上にその説明が必要なのですかね。
しかも説明したとしても納得しないで責任転嫁なんかされれば
らちがあきません。
悪いことだと気づかないという事実に、改めて悔しさを覚えます。
by mikikasai819 | 2007-02-13 20:45 | にっき(日々の出来事) | Comments(4)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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