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このき なんのき かさいみき

Tears In Heaven

先週、FM群馬時代の先輩方と楽しい再会をした話を書いたばかりなのに、
今日は、FM群馬時代にお世話になったあるスタッフとの悲しいお別れの話です。
すごくつらいけど、絶対今日のうちに書き残しておきたいと思い、PCに向かっています。

・・・私が番組をしていたときにミキサーをしてくださっていたTさんが、
月曜日夜、突然、心臓発作で亡くなられたのです。
Tさんはその日の午前中まで普通にお仕事をされていたそうです。
50歳。まだまだこれからという年齢でした。

ラジオのミキサーは、曲を出したりマイクの調整をしたり・・・と
生放送の音声を管理するお仕事です。
パーソナリティーは喋りながらディレクター・タイムキーパーなどを兼務していたので、
本番中、最も、いや唯一といっていいほど意思疎通をはかっていたのがミキサーです。
まさに、二人三脚の2時間です。

その2時間というワイド番組の中で常にお互いアイコンタクトをとり、
CMや曲の合間には指示を出し合い、
リスナーさんからのお便りに一緒に共感し合い、
終わった後は、「お疲れ様でした!」の心地よい時間を共有し、
時には飲みに繰り出し、たくさん話を聞いてもらったTさん。
思い出のたくさんある、私にとってとても大切なスタッフでした。

特に、夕方の番組を担当していたときには非常にお世話になり、
ミキサーさん仲間と一緒によく飲みに行ったものです。
本当に、みんな大好きなスタッフでした。
そういえば、Tさんが行きつけのスナックに連れて行ってくれたとき、
そのお店のカラオケの機械がすごかった・・・
採点機能ONにしたとたん、なんとエロティックな画像が満載。
男性陣、大興奮!一番盛り上がっていたのはTさんだった気も。
女ひとりきりだった私は心の中で密かに反応に困ったっけ(苦笑)。
そうそう、ボウリングでエキサイトしたこともありました。
あのなんともいえない楽しい雰囲気が、私のオアシスでした。

そろそろまた集まって一杯飲みたいなー・・・と、まさに思っていたところでした。
なぜもっと早く再会の企画を立てられなかったのか、その点は悔やんでも悔やみきれません。
また、手違いから、ずっと続けていた年賀状のやりとりが今年は出来ませんでした。
それも、今となっては、悔しくてなりません。

通夜の会場に行き、受付をしようとしたとき、
会場にはTさんが大好きだったエリック・クラプトンの「Tears In Heaven」が
娘さんによって選曲されて流れていて、
入り口には在りし日の笑顔の写真がたくさん飾られていました。

私が会社を辞めるとき送別会で実は恥ずかしいくらい大泣きしちゃって、
そのとき端のほうから温かく見守ってくれていたTさん。
元気に今、フリーで仕事していますよ!って言えないままだったから、
今日こそは遺影に向かって泣かずにお礼を言おうって思っていたのに・・・
ちっとも出来ませんでした。涙が止まらなくなってしまいました。
・・・やっぱり私は泣き虫でした。
だって、信じられないんだもの。信じたくないんだもの。

でも、私だけではなく、多くの人がすすり泣いていました。
何より、多くの人が参列していました。
それは、故人の人柄だと思います。

私は正直、これまであまり通夜・葬儀に参列した経験がありません。
だから、お焼香のこと、通夜のマナーなど、事前から相当緊張していました。
ただ、その場になってみて、そんなことはどうでもよくて、
ちゃんとお別れができたかどうか、それが私の中での最大のポイントでした。

・・・東京に向かう帰りの車の中で、泣きながらラジオを聞きました。
当たり前ですが、こんなときでも、いつもと変わらず、生放送は行われていて、
そのことがさらに私の心の中になんとも言えない複雑な気持ちを抱かせました。

体を大事に、命を大事に、しっかり生きていこうと思います。

Tさん、本当にありがとうございました。
そして、番組の後の挨拶みたいですけど、心から言わせてください。
本当に、「お疲れ様でした」。
Commented by naniwanow at 2007-01-18 10:44 x
 こんちわ。辛い日になりましたね。支えてくれた仲間の訃報ほど辛いことはないですよね。僕も何年か前に世話になり、仲良くしてくれた配達のおばちゃんが配達中に倒れ、帰らぬ人となった時は悔しくて泣きました。
 Tさんとの想い出や感謝を胸に、これからはTさんの分まで一生懸命生きていかなくちゃ。僕もリスナーの1人としてご冥福をお祈りします。
Commented by mikikasai819 at 2007-01-18 21:47
naniwanowさんの配達のおばさまとのエピソード、
最後の「悔しくて泣いた」という一文、今すごく分かる気がします。
どういう風に分かるのか説明するのは難しいし、
涙が出る理由なんて理屈で語れないものですけど、
「悔しい」「悲しい」というシンプルな形容詞こそが
驚くほどマッチするときがあるのは事実。
まさに、昨日そんな感じだったように思います・・・。
Commented by この木、何の木?何だろね。 at 2007-01-21 00:46 x
Tさんのご冥福を、心よりお祈りいたします。

 ミキサーさんといえば、番組を楽しんでいるリスナーとしては、欠かせない存在ですね。
 ひょっとしたら、クラブエアーで私は拝見したことがあるかも知れません。パーソナリティー席の奥にあるガラスの向こうまで見ることもあるからです。(性分です。スイマセン。)
 たまに目と目が合ってしまい、思わず会釈をすると、ミキサーさんも会釈を返してくれたりして、より一層番組に親しみを持ったものです。
 また、私はエフエム群馬の社内見学をさせてもらったこともあるのですが、その時にミキサー席に座っていた方なのかな、とも思ってしまいました。

 リスナーとして、ミキサーさんは名もない人ではありますが、その影で活躍している人の存在の重要性を改めて感じました。
Commented by mikikasai819 at 2007-01-22 01:07
この木、何の木?何だろね。さん、ありがとうございます。
ミキサーさんの存在は、なかなか前面には出ませんが
確かに非常に重要です。
ひとつひとつの音づくりなど、その担当者によって全く異なります。
・・・本当にとても大切な存在なのです。
リスナーさんの立場からのコメントを読ませていただいて、
改めてそう思いました・・・。
by mikikasai819 | 2007-01-17 23:21 | にっき(日々の出来事) | Comments(4)