このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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インターナショナル!See you again!

文化の日。3連休初日。
高校時代の同級生Oちゃんの結婚披露宴(at明治記念館)の司会をしてきました。
今回の特徴は、新郎新婦ともに学生時代アメリカですごしていたので語学堪能なこと。
2人とも現在、英語を使ってお仕事をしているのです。
(出会ったときも日本人同士なのに英語で意思疎通をしていたそうです。すごい!)
とくに、新郎にいたっては、上司も友達も外国人!!!!!
来賓のご挨拶は通訳の方もご紹介しました。
もちろん、席札も「○○様」ではなく、「Mr.○○」と表記されていました。

え?私?私は、日本語のみで進行させていただきました(汗)。
日本語は丁寧にプロとして、ええ・・・はい。

披露宴自体は、音楽会のような様相でした。
歌あり、ピアノあり、ギターあり。それぞれがプロの演奏で、聞き入りました。
外国人の皆様方も、日本の硬い披露宴を想像していたらそうじゃなかったので
とても楽しかったようです。

そして、2次会。
普段、私は披露宴で仕事をしたあとの2次会では、
思いっきり食べて飲んで解放的になるのですが(苦笑)、
実はもうひとつ大きなお仕事があったのでした。
それは、前日の深夜に新郎から急遽頼まれたこと・・・。

「河西さん、申し訳ありません。
2次会でも私たちのプロフィール紹介をお願いできませんか。
披露宴と同じ文章でかまいませんので・・・」

どうやら幹事グループの方で行き違いがあったとのこと。

もちろん、紹介するのはかまわないのでOKしましたが、
2次会ですし雰囲気も違うでしょうし、披露宴からの出席者もいるので、
ここはやはり腕の見せどころ!同じ内容でも文章はやわらかく、
わかりやすくかいつまんで伝えよう!と思い、あえて台本は作っていきませんでした。
(その場で臨機応変に、楽しく!と思ったものですから・・・)

しかし、2次会会場についてしばらくすると、
ちょっとしたパニックになってきました(苦笑)。

外国人の率が高い!高すぎる!
本当にここは日本か?


男性が女性の腰にいやらしくなく手を回しエスコートしていたり、
陽気にビールを飲みながらすごい速さの英語で語り合ったり(当たり前ですけど)、
もう、完全にインターナショナル!なのです。

困ったなー。みんな、日本語わかってくれるの?私、英語、無理だぞー!?
高校時代の同級生も集まって、
「美紀ちゃん、喋るの?頑張って!」と励ましてくれます。
でも、明らかに私のテンションはおかしくなっていました(笑)。
緊張というのではなくて、なんというか、本当に、パニック(笑)。英語アレルギー!?
(学生時代は得意だったのになぁ)

そのうち、新郎新婦が到着し、乾杯をし、いよいよ私の出番になりました。
司会者から紹介されて、前に出ました。
立食なので、皆様に囲まれています。
ちなみに、司会者は男女お一人ずつで、男性が外国人でした。
よし、これはもう、この方を巻き込むしかない!
(日本語と英語の架け橋=通訳をやってくれていたので)

「えー、披露宴で司会をしました、河西美紀といいます」

これを日本語で言った瞬間、自分の中のエンタテインメントスイッチ?が入りました。
よせばいいのに、いきなり・・・

「I’m sorry but I can’t speak English at all!!!
(すみませんが、私、まったく英語話せません!!!)」


発音なんて考えもせず、ある種、叫んでましたね、あれは。

すると、どっとここで笑いがおきました。

もう、怖いものなんて何もありません。
よーし、がんばるぞ!

新郎新婦の紹介をしながら、その都度、
司会の男性(Mr.ブライアン)にアイコンタクトをとりながら通訳してもらい、
わかる単語が出てきたらそれを繰り返してみたり、
時折、つたない英語を私自身も言ってみたり、
見ていた友人曰く「掛け合いが面白くて漫才みたいだったよ」「いい味出してたよ」と
ほめてくれました(苦笑)。
途中、ブライアンから内容確認の質問をされたときは、
「Si,Si!」と思わず口から出てしまい、みんな大笑い。
「え?あ、すみません、イタリア語でした。まあ、グローバルってことで。」
癖で、イタリア語の「Yes」を使ってしまったのでした(爆)。

もう、本当に、やぶれかぶれ。
でも、その様子がどうやら相当ウケていたようで、結果オーライです(苦笑)。
まあ、どんな状態でも、楽しく展開するのが喋り手根性!?

あっ、帰りに、外国人グループの皆様から
なんとカラオケに誘われました・・・がさすがに疲れていたのでお断りしました。
ただ、ひとつ聞きたいことがあったので、日本語で質問しちゃいました。

「カラオケの18番、何ですか?」

『18番?』

はっ、さすがにわからなかったか・・・

「あー、えーっと、得意な歌・・・うーん、favorite songのことです」

『あー、なるほどね。U2です
へぇぇぇ。それはそれで聞いてみたい(笑)。でも、お断りしました・・・。

最後は、体がというより頭が疲れていて、新郎新婦に向かって出てきた言葉が
「See you again!」(友人一同爆笑)。
もう、エンタテイメントスイッチ切っていいよ!って・・・ね(笑)。

そんなわけで、久しぶりに英語漬けの1日でした。
Commented by この木何の木?何だろね。 at 2006-11-06 03:51 x
いやー、かさいさん、相変わらずのご活躍!お見事です!(笑)

ところで今週末、私は友人の結婚式に招かれて、もし司会者にマイクを向けられたら何か喋ってくれなんて言われてしまったのですが、一体何を喋ったらいいんですかね~。
これだけは喋らないでくれなんていうこともあるのですが、酒が入ったら、喋っちゃうかも知れません!っていうか、酔って無くても喋っちゃうか!(ある意味、盛り上がるぞ!)・・・なーんて衝動をどう抑えたらいいんでしょうか?
まあ、マイクを向けられた時の話なんですが、そんなときの対処法なんて教えて頂けたら幸いです。
Commented by mikikasai819 at 2006-11-07 00:33
この木何の木?何だろね。さん、お褒めの言葉をありがとうございます(笑)。
さて、マイクを向けられたら・・・ということですが、そのことを気にしてお酒の量などを気にしてしまっては、せっかくのお祝いの席なのにつまらないですよね。
ということで、対処法としては、何かひとつだけエピソードを用意しておくことですかねぇ。
どんなに飲んでもあれこれ話が飛ばないようにとっておきのものを1つのみ。でも、これはどちらかというと、いきなりマイクをむけられたら緊張しちゃいそう!という方向けのアドバイスかも。
どちらかというと、この木何の木?何だろね。さんの場合・・・
マイクを向けていいと判断したご友人がすべての責任を負うと考えて(苦笑)、何でもOK。常識の範囲で盛り上がってOKです。
(但し、過去の女性関係など、周囲が不快になる暴露話はご法度)
・・・いかがでしょう。まあ、事前に言われてるということは、マイクはかならず向けられるでしょうね・・・。でもそれは、喋れる人だからという信頼のもとですから、自信をもってお祝いしてあげてくださいね!
最悪、何か雰囲気が悪くなっても、司会者がフォローします。
そのための司会者です!
Commented by この木何の木?何だろね。 at 2006-11-08 04:54 x
かさいさん!素晴らしいアドバイスをありがとうございます!
そうですよね、私にマイクを向けていいなどと判断する友人が悪いんですよねぇ。ムフ♪
でも、一生に一度だろうからイジメないでおこうと思います。
とても参考になりました。どうぞ酔い・・・否、良い旅を~♪
by mikikasai819 | 2006-11-03 23:38 | けっこんしき(結婚あれこれ) | Comments(3)

by mikikasai819