ブログトップ | ログイン

このき なんのき かさいみき

同期の存在

一昨日のテレビ番組で羽鳥さんと藤井さん、両アナウンサーが出ていたようです。
私は見ていないのですが、今、ネットのニュースで後追いして、文章だけでも結構ぐっときました。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170108/Cobs_571074.html
同期入社のアナウンサーってホントにいろいろ思うところあるのですよね。
ライバルかつ最大の理解者。
年齢を重ねてお互い認め合って高め合って。
同じ喋り手でも得意分野や魅力はそれぞれで。・・・
新人時代があっての今。激しく共感しました。

私自身、FM群馬に入社した時、同期が4人、その4人ともにアナウンサーという、
信じられない状況でした。40人弱の会社なのに、ですよ。
(地方のアナウンサーは欠員補充という意味合いで採用を決めるので、
偶然この時多くの方がやめたということになりますね)
女性3人、男性1人、そのうち2人は今も会社にいて、
私ともう1人はフリーになりました。
新人時代、誰が最初に初鳴き(電波に声が乗ること)をするか、
ニュースは誰が安定感あるか、リポートは誰が臨場感あるか、
大物ゲストを呼ぶ大役を任されるのは誰か、リスナーからの人気は誰があるのか。
比較し出したら本当にキリがないものです。
入社時期も少しずつずれていたというのもあって、
全員がよーいドンで始まったわけではないのですが、
それでも同期の動きが気にならないことはありませんでした。

そんな中、なんとなく、自分の役割が固まってくるなという感覚が
2回訪れたことがあります。

まずは、確実に周囲より司会の仕事が多く回ってきたこと。
シフトの兼ね合いもあると思いますが(私は月~水の朝担当だったので)、
放送以外のところでのイベント司会がとにかくよく回ってきたのが私でした。
番組とは異なり、目の前にお客さんがいて、その会の雰囲気を作り上げていく・・・
新人の頃は司会の仕事は電波に乗ることより地味とか劣るとか
ネガティブに思っていた節がありましたが(汗)、
この「放送>放送外」っていう変な固定概念も現場に携わるうちにあっという間に崩れました。
今では自分の最大の軸となっているというのが面白いですよね。

もう一つは「群馬県政ガイド」の原稿を書くこと。
原稿を読むのではなく書くことが仕事として課せられたのです。
アナウンサーの仕事としてはどうなんだろう・・・と正直その時は思いました。
それこそ同期はアーティストと楽しくトークする番組をしているときに・・・って。
しかし、話し言葉ではない資料を内-容把握して文章にしていくこと、
難しい言葉を極力分かりやすい言葉に替えていくこと、
自分だったらどういう原稿がいいかを考えて作ること、
ジャンル問わず硬軟様々な内容を与えられること、
すべてが今の財産につながっています。

しかも、この原稿を読んで下さるのは、
局に出入りしていらっしゃるベテランのフリーアナウンサーさんでした。
毎回その方の読みを聞くと、自分の書いた原稿をこうやって噛み砕いて読んで下さるのだと
本当に勉強になり、難しい内容(たとえば融資とか)の原稿でも彼女の読みは
視界がパーッと広がるように理解できました。
これぞプロのアナウンサー、私もこうありたいと思ったものです。
それまでの私はただただ上手に読むことだけを考えていました。
「河西さんは滑舌がいい、ハキハキしている」と言われるけれど
それ以上の何かが足りない日々でした。
滑舌などは理解を促すためのひとつの特技に過ぎず
(だからこそできていないのは駄目で基本的に大事なのですが)、
実際は自らがちゃんとその内容を理解して、
相手に伝えよう、いや伝えたいと思って読むことが
シンプルかつ唯一無二のポイントなのです。
県政ガイドの役目が自分に回ってきたからこそ気づけたことで、
そう思うと、同期が他のジャンルで華やかに喋っていた瞬間にも本当に感謝ですね。

世の中、みんながみんな同じアナウンサーなわけはありません。
違うからこそ良さがあります。

個別では時々会いますが、今、同期4人が一堂に会したらどんな話をするのだろう。
私以外はパパママになっているので子育てのお話になると思うけれど、
それも含めて、きっと今だからこそのエピソードも出てくるのではないかなぁと。
そして、やっぱり私はこの仕事を追求していきたいし、自分の置かれた場所で
「みきかさい(←私の当時のあだ名)、頑張ってるんだなー」と思ってもらえるように、
誇りを持って進んでいきたいな。

そう、私の理想は、入社20年の節目あたりで、同期4人で特別番組やりたいんだよなぁ。
FM群馬さん、呼んでくれませんかねぇ?(笑)
Commented by ラテ at 2017-01-12 22:40 x
突然ですが質問です。
NHKのニュースで陽岱鋼の話題を放送中、アナウンサーが自主トレーニングと言っていました。
民放だと大抵、自主トレって言っちゃいますよね?
これってNHKだからですか?それともアナウンサー毎のこだわりですか?
教えて!みきかさい!いや、河西アナ!
Commented by mikikasai819 at 2017-01-13 00:55
ラテさん、面白い質問をありがとうございます。

まず個人的に、私がラジオで話している身として心がけているのは、
ニュースの時でフリートークの時と差をつけているということです。

ニュースでは自主トレーニングと言うのが正式です。
でも、自主トレって言った方が身近に感じることも事実なので、
たとえば、選手にインタビューする時などは話し言葉で自主トレと使うと思います。

このような使い分けを主にしているのはNHKならではと言えるかもしれません。
確かに民放はニュースでも自主トレという原稿になっていても不思議ではないです。
大事なのは分かりやすいかどうかです。

実際、NHKならではの言い方もたくさんあります。
「台北」は民放はタイペイと言いますが、NHKはタイホクで統一されています。
あとは、野球だとNHKはナイターではなくナイトゲームと言います。
(ナイターは和製英語だからということ)
これらはどちらが分かりやすいのか・・・
やはり正式なものを採用するのが正しいのか・・・
難しいところです。

余談ですが、その昔、アナウンサーの勉強をしていた頃、
「部活」という言い方はやめるべきと習いました。
確かに、正式には「部活動」ですからね。
でも、日々の生活の中では「部活」っていう方が明らかに伝わりやすいので、
それこそ日々の生活では私も部活と言いますし、
公式の場では部活動と言うなど、
TPOに合わせていくことが大事かなと思います。

とりとめない回答になりました。すみません。
でも、色々考えるきっかけになって楽しかったです。
ありがとうございます。
by mikikasai819 | 2017-01-10 23:59 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)