このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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10年の空白を埋めたのは世界の山ちゃんだった!

今年のお正月。
名古屋市の手羽先居酒屋「世界の山ちゃん」に入った。
その時、ふと思い出した人がいた。

2005年、1年弱だけ一緒に仕事をした派遣のMさん。

携帯サイト「速報スポーツTV」に携わっていた時のことだ。

Mさんは私より2歳年上の女性。
接点がそこまで多くはなかったものの、
当時、一度だけ飲みに行ったことがある。

その一度が、どういう経緯からかすっかり忘れたが、
新宿にある「世界の山ちゃん」だった。

そしてその日に限って、私たちは書籍の取材を受けた。
「世界の山ちゃん」を1冊の本にするということで、
お店で飲んでいる人たちに一言もらって写真を撮るという。
カウンターの端の方に座っていた私達、たまたま今日来ただけなのに。
でも、ほろ酔いだと、まあいっか!ということになる。
(とはいえ、顔をあまり出したくなかったので、
中ジョッキを顔の下半分にあてて少しだけ抵抗。苦笑)
コメントくれと言われても困ったが、
「名前の通り、『世界の』山ちゃんになってください」とノリで言った。

そして数か月後、本は書店に並んだ。
「世界の山ちゃん伝説」幻冬舎
10年の空白を埋めたのは世界の山ちゃんだった!_e0039787_198277.jpg

並んだと言ってもサブカルチャー本だし、平積みになっているわけでもなく
「ああ、あったあった!」と棚から出し、
写真が小さくではあるが確かに載っていることを確認し、
記念だから購入した。
それっきりまったく開いていない・・・。

とまあ、そういうことを今年正月に思い出し
Mさん、どうしてるのかなぁと思いを馳せた。

メールしてみるか。

大抵こういうときは、もうアドレスが使われていなくてエラーで戻ってくる。
(あらゆるシーンで経験済み)
何せMさんとはもう丸10年会っていないのだ。

アドレスが変わっているに3000点!(古っ!)←若い人分からないよね(汗)。

とにかく、たとえ奇跡的に届いたとして今メールをして
相手が覚えているのか。迷惑がられないのか。

でも、ダメもとで出してみてもいいよね?

そうしてお酒の勢いも背中を押し、打ってみた。

「Mさん元気ですか?河西です。
世界の山ちゃんに来たので、懐かしく思い出してメールしました」


送信!!



数秒後、「送信完了しました」という表示。



さらに数秒後。


メールが・・・戻ってこない!!!


つまり、これは、届いたということか!?


送っておきながら驚いている自分(笑)。


とりあえず、アドレスは生きているということだ。
その日はそれで終了。



しかし、翌々日、奇跡は起きた。


「河西さん!ビックリしました!思い出してくれてありがとう~」



Mさんから返信が来たのだ。



「覚えてますよー。ありましたね、山ちゃんのインタビュー!!!」



すごい。つながった。


Mさんは今はほとんど携帯メールをせずLINEということだったので
返信が遅くなったとあとで知る。
しかし、アドレスは生きており、私のメールは届き、思い出してもらえた。



「お時間あるときに久しぶりにご飯でもいきましょう!」



うんうん、そうしよう。是非これはそうすべきだ。



そうして。2月1日夜。10年ぶりの再会が叶った。



「変わらないねー!」
「いやー、そちらこそ、全く変わってない!」



お酒の量は少し減ったけど、やっぱりビールで乾杯。



あの頃のことを懐かしく話す。


Mさんが当時私の29歳の誕生日に
「いつでもWelcome サーティーズ!」と言ってくれたこと。
実はこのブログにもその時の記事がある(驚)。
タイトルが「そして29歳」。←クリックすると飛びます

「10年経って、Welcomeフォーティーズだねぇ」
「果たしてWelcomeなのかなぁ・・・笑」

2005年にはスマホは存在しなかった。
ガラケーだけ。しかも動画を配信するというのも画期的だった。
ああ、なんだか、ついこの前のようで、でも随分前のことなのか。
時代が変わっている。

あの頃一緒だったスタッフはどうしているのだろうか。
もちろん今でも連絡を取り合えている人もいるが、
それっきりの人もたくさんいる。
実際Mさんともそれっきりだったのだ。
ひょんなことから世界の山ちゃんが引き寄せてくれた。
(今回の再会は違うお店にしたけれど)


きっかけとなった本を見せる。


「うわー、これこれ!懐かしい!」


実際私たちが載っている写真のページ以外の記憶が全くなかったが、
読んでみるとみうらじゅんさんと安斎肇さんの対談などが載っていた。
また、「最近は山ちゃんというと、南海キャンディーズの山ちゃんがいる」という
そんな文章にも時代を感じた。
ああ、この頃に露出が多くなってきたのかぁと。


飲みながら食べながら語りながら、本当に楽しい時間が繰り広げられた。


「10年後と言わずまた会おう!」
「うん、必ず」


人の縁は不思議だ。
昨日まで親しかった関係性が一瞬にして崩れることもあれば、
消えかかっていた関係性がほんの少しのきっかかけで復活することもある。


少なくとも、山ちゃんが呼んできた「再縁」に感謝した一日だった。
Commented by 帰って来たちょい悪オヤジ at 2016-02-05 13:45 x
「山ちゃん」の呼んだ再縁、いい話ですね。自分も10年前を思い出してました。
―10歳、若かったな!
ところで朝食ですが 木曜のあかねさん(名字が思いだせない)の番組で朝食を食べる人程 年収が高い と言ってました。
今までの美紀さんは 例外ですね(笑)
まあ年収に限った話で 健康 や勉強についてはふれられてません。
これからはしっかり食べようかな!
Commented by mikikasai819 at 2016-02-08 10:19
帰って来たちょい悪オヤジさん、そんな情報があったのですね。
朝食を食べる人ほど年収が高い・・・ほほぅ。
私が例外?いえいえ・・・それはとんでもない!
よし、こうなったらもっとしっかり食べるぞー!!
(食べる量は関係ないはずですが。苦笑)
by mikikasai819 | 2016-02-04 19:03 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

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