からまったものをあきらめずにほどく

アクセサリーはどんどん増える一方。
私はイヤリングの片方をよくなくすため、
使えなくなった片方だけもずっと悲しく保管されていたりして、
それらを本日一気に処分した。
「ああ、本当に申し訳ない」と思いながら、一気に捨てた。


そんな中、引き出しの奥から、大変なものが出てきた。


ネックレス・・・が

1つ

2つ

3つ

いや、でも、1つとカウントしたほうがいいかも。

どういうことかというと、3つが複雑に絡まってしまった状態だったのだ。
しかも1つは2連のネックレス・・・。

いつも使っているものはちゃんとお手入れしているが(一応主張!)、
今回発掘されたのは正直10年以上使っていなかったもので
シルバーのものは変色もしている。

即座にゴミ箱行きで良かったのかもしれない。
しかし、ふと3つのうちの1つがどうしても懐かしくなり、
もう使わないにしても無性にほどきたくなった。

格闘開始。

・・・

・・・

・・・

終了。

いや、もう、こりゃだめだ。わけが分からない。
2連のネックレスは比較的太いチェーン、
それに絡まっているのは極細。
複雑すぎて一筋縄ではいかない。
引き出しに無造作に入れていただけのことはある。

「あー、お手上げ」

その時。

「ちょっと貸して」

主人がそのアクセサリーの塊を手に取った。

「やってみる」

格闘開始。

・・・

・・・

・・・

終了・・・しない。

「もう、いいよ?」

「いや、まだ。」

・・・

・・・

・・・

「ありがとう、本当にもう無理しないで」

「うん。(集中している)」

・・・

・・・

・・・

「ごめんね、ありがとう。いいよ。別にもう使わないと思うし」

「えーっと、既にもう美紀のためにやってるんじゃないから」

「!?」

一度始めたものを投げ出さない。
その精神で主人はずっと複雑にこんがらがったネックレスと
格闘し続けている。
私はすぐにあきらめてしまったのに。


・・・ふと、今年の正月を思い出した。

初日の出。
雲に覆われてしまって全く太陽は見込めない。

「ああ、今年は残念でしたー」

そう早々と言って諦めて寝てしまった私の横で

「まだ分からないよ」と主人は言って、ずっとじっと空を見て、
見事に太陽の光を見届けたというエピソード。
(その記事はこちら

新年早々から諦めない気持ちを学んだはずだったのに。
結局、1年の最後になっても私は全く成長していない(爆)。
同じことをしている・・・。

にんげんだもの。いや、でも、ちょっとこれはいただけない。

・・・そうして、主人は大袈裟でなく40分以上格闘し、
見事にネックレスを3つ元通りにしてくれた。

作業しながらこんなことを言っていた。

「これ(=ネックレスをほどく)って人生みたいだよね。
このやり方があっているのか分からない。
遠回りなのかどうなのかも分からない。

慎重にやっているときもある。
強引にやっているときもある。
無我夢中にやっていることもある。

ここまでやったから充分でしょと思うこともあるし、
ここまでやったからまだまだやりたいと思うこともある。
あっという間のようで、意外と時間はかかっていて、
あと少しでできそうな気もするけど、メドが立っているわけでもなく。

全体で言うと確実に進んでいる、
ただ、ゴールできるかどうかは分からない。

最も避けたいのは、終わらないことでも成功しないことでもなく
プチッと切れて終わること。ネックレスが切れたらゲームオーバー。
逆に、やり続けている以上は終わらない。

長いことやっていても、法則とかは分からない。
こうすればこうなるだろうというのが見えない。
ある場所をほどこうと思うと、さっきまで大丈夫だったところが絡まる。

多分、「あっ、終わる!」と徐々に想像できるのではなく、
気づいたら終わっているんだと思う。」

・・・なんかすごいこと言っているなぁと思って、途中から聞き書きした。
「あのさ、最初の方、もう1回言って」と頼んだら
「それは無理。それも人生」だとさ(苦笑)。

それにしてもネックレスの絡まりをほどく作業を
人生に置き換えるとは。

今日という日を忘れないように、
捨てずに3本ともとっておこうと思う。

長時間、本当にありがとう。
by mikikasai819 | 2015-12-26 23:37 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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