文集を見ないで

今日は、先日卒業した共立女子高校放送部の3年生とのランチでした。
今年は生徒たちが店を予約してくれて、
大会に向けて頑張ったこと、楽しかった合宿、
いろいろな話に花が咲きました。
人間社会学部、工学部、法学部、歯学部、芸術(美術)・・・
みんな進路が違います。
最後に色紙がプレゼントされて、ああ、やっぱりすごく嬉しい。
どうもありがとう!

ところで、途中で生徒たちだけでこんな会話がありました。
「4月からも週1で高校に立ち寄るっていう同級生がいるよ」
「えー、週1は大袈裟じゃない?」
「でも気持ちわかるなー」
「まだ卒業した気がしないし」
「ちょくちょく顔出しそう!」

うんうん、わかる。
でも、もう数日もすれば、大学の入学式。
新しい環境が待っていて、自分の中で大きな変革がある。
それはそれは、人によっては、本当に大きな、
人生の岐路になるかもしれない変革。



・・・ふと、大学ではなく、中学時代の卒業文集を思い出しました。

担任としてもお世話になったY先生が、こんな文章を寄せていたのです。
タイトルがまた斬新でした。

文集を見ないで

私にも自分自身の卒業文集なるものが2~3冊あります。
しかしそれを開けてみたことはほとんどありません。
私は、君達にもこの文集を開けないでほしいと思います。
少なくとも春休みを終えて新しいスタートを切ってからは・・・。

君達のこれからの人生にはいろんなことがあるでしょう。
君達をこれから待っているものは、君達自身にもおそらく想像できないでしょう。
楽しいこともあるでしょう。辛いこともそれ以上にあるでしょう。
でも、人間は前を向いて歩むことしかできません。

辛いことがあると、誰でも懐かしかった昔を懐かしむものです。
昔の思い出の中に自分を置こうとするものです。

私はいやです。

時間が前にしか進まないのなら、後ろを向いて生きることはやめよう。
文集を開けてみるとき、君の心は後ろを向いていないか。

でも、この文集の中には、君達の心の支えが入っていると思う。
共に過ごした3年間の思い出が、
君達のこれからの人生の大きな心の支えになるだろう。


今ならわかります。
ただ、この時はこの文章に心の中で猛烈に反発しました。
「どうしてこんなこと書くんだろう。先生、こんなに冷たい人だったの!?」って。
しばらくずーっとモヤモヤしていました。

しかも、私は私でこの時、実は文集委員長なるものに任命され、
編集後記にこんなことを書いていました。

何回読んでも減るものじゃない。
減るどころか、読むたびに中学生気分を味わえるのです。すごいね!


そう、先生とは真逆の内容(笑)。
これもこれで、その時の本音なのだから間違いではないと思います。

今ならわかります。どちらの気持ちも。
何かを卒業するってそれくらい大きな覚悟が必要なのだと思います。
それは後から振り返ってわかるものかもしれませんが。

新たな道を進むみんなに、心からエールを送ります。
Commented by ラテ at 2015-03-30 23:24 x
何だか学ばされる文章ですね。文集もブログも。
Commented by mikikasai819 at 2015-03-31 11:54
ラテさん、こんにちは、
学ばされるなんて・・いやいや、お恥ずかしい、
私のブログはなんだかとりとめなく書き連ねているだけですよ(苦笑)。
でも、私はやっぱり過去も大事だと思っているので、
きれいさっぱり忘れて前へ進むなんてことは
この先もずっとできないと思っています。
過去があっての今。今があっての未来。です。
by mikikasai819 | 2015-03-30 22:53 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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