義父母との東京観光記録 後編

※まだの方はよろしければ前編からお読みください。

4月14日(月)の続き
新宿御苑を出たのが夕方4時。
タリーズでコーヒーを飲んでこの後のことを作戦会議。
主人は夜どうしても仕事に行かなくてはならず、
ここからは私と義父母の3人。
おそらく以前なら気を遣っていただろうが、お互い慣れてきたのでちっとも苦ではない。
義母のリクエストで渋谷ヒカリエで買いたいものがあるという。
それはキィニョンのスコーン。
以前買ってとても美味しかったので是非お土産にしたいという。
知らなかった・・・東京在住者より詳しい(笑)。
せっかくなので私も買って、明日の朝食にしようということになった。

買い終わって18時。
本当は、このヒカリエで夕食に牛タンを食べるというのが目的だったが
つけ麺がまだ消化できていないのか、
義父はまだお腹がすかず、今すぐはとても食べられないと言う。

そこで都内のとある温泉施設に移動。
かなりの距離を歩いたので、お風呂でゆっくりしたいということだった。

え?一緒に入るのは抵抗がないかって?
ええ、まあ、もう、すっかり(苦笑)。


ところが、ここで驚くべき事件が待っていた。
(長くなるが記す。ちなみに写真はイメージ。フリー素材より)
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洗い場で髪を洗っていたら、突然後ろから、桶が足元に飛んできた。




ん?



よく見ると、それは桶ではなく、個々の洗い場についている小さなゴミ箱。
中に捨てられていたであろう歯ブラシも転がった。


誰かが派手に蹴とばした?


そうではなかった。後ろを振り返ったら、



おばあさんがぐにゃっと「く」の字型に倒れているではないか。

しかも目をあいたまま、ピクリとも動かない。




これは大変だ!!



「どうしましたか!!!!!大丈夫ですか!!!!!」

・・・まったく動かない。
おそらく体を洗っているうちに気を失ったらしく、壁か床に頭を打ったと思われる。

義母も私の大声に驚いて振り返り、「あら、大変!!!!」と
おばあさんの体を起こそうとした。


「あっ、お義母さん、体を動かさない方がいいかも!」
心臓がバクバクしながらも咄嗟に叫んでいた。



「私、スタッフ、呼んできます」
別の方が走って行ってくれた。


そのうちに、おばあさんの意識は戻ったみたいで、頑張って起き上がろうとするも、
かなり気持ち悪そうだ。

「寒くないですか」

義母がタオルを掛けたりしてコミュニケーションを取ろうとするが
会話はあまりできない状況。

そのうちスタッフが2人来て、おばあさんの両肩を支えながら移動していった。





大丈夫だろうか・・・。いや、大丈夫ではない。
直接見てはいないものの、あのゴミ箱の転がり方と倒れた位置からして
絶対、頭を打ったはずだ。


再び洗い場に戻ったものの、気が気ではない。
それは義母も同じだった。



しばらくして、「どうなったか見てきます」「うん、そうして」と、
いったん脱衣所に戻る。
きっと介抱されているだろうと思ったからだ。

ところがおばあさんは予想外のところにいた。
それは、サウナと浴室の間に設けられたレストスペース。
確かに横になれるが、案外寒く、大丈夫かなといった感じだった。
義母と室内に入ると、そのおばあさんは起き上がろうとしているところだった。


「大丈夫ですか?」

話しかけると、うんうんと頷く。

「どなたかお連れの方はいますか?」

今度は横に首を振る。一人で来たらしい。

「お家には誰かいらっしゃいますか?」

「いえ、誰も」

一人暮らしらしい。とりあえず初めて会話ができた。

・・・とホッとしたのもつかの間、



おばあさんが大きなあくびをした。



あくび!?これは絶対良くない。
義母と顔を見合わせる。

「救急車呼びましょうか」と尋ねると、「それはいい」と言う。

しかし、見るからに気持ち悪そうで、おかしいなと思っていたら・・・

いきなり下を向いて、吐き始めた!!

「!!!」

これはもう、本当に1分1秒を争う。
スタッフはどうしてこの場にいないんだ?

私は再び脱衣所に行き、内線電話で
「先ほどの方、嘔吐されましたよ。急いで医者に見せてください」と連絡した。
周りの方が既に着がえを済ませた方に
「フロント行って、誰か早く呼んできて」と頼んでくれた。
義母はずっとおばあさんに付き添っていた。

それでもスタッフは、吐瀉物を処理する道具だけ持ってきて
ちっとも危機感がなさそうで、本当に心配だった。

スタッフ:「今日はお風呂入る前に食事したからねー、気持ち悪くなったんだよね」

え?そうなの?この人、常連さんなの?
いや、そういうことよりも、頭を打っているんだから、湯あたりだけではないはず。
というか、洗い場なんだからお湯に入る前の話だし。
その旨もしっかり伝えて、とにかく早い処置をお願いしますと伝えた。

結局、そのおばあさんは吐いた後は少し楽になったようで、
しばらくそのレストスペースで横になってから着替えて帰っていった。

帰り際、義母は「親切にしてくださりありがとう。お名前は?」と聞かれていたが
「遠くからたまたま来てるだけだし、名前なんていいわ」と返していた。
「それより、もし気持ち悪くなったら病院に行ってくださいね」と念を押していた。
「ありがとう、ありがとう」おばあさんは何度も頭を下げて帰っていった・・・。




この一連の騒動でゆっくり入浴どころではなくなったが、
「義母と一緒におばあさんを心配したと」いう事実を共有したのは
忘れられない出来事となった。。


☆☆☆


4月15日(火)
一緒に朝食。昨日買ったキィニョンのスコーン。
あらかじめサラダとオニオンコンソメスープは作っておいた。
スコーン、さすがにおいしかった。
これは人気の理由がわかる。また買いたくなってしまった。
ゆっくりコーヒーも飲む。

午前中に野球殿堂博物館(後楽園)に行く。
義父母も野球が好きなので、楽しんでいた様子。
個人的には1983年のオールスターの映像が面白かった。
あとは、プロの投手(映像)との対戦が楽しめるバッターボックス体験コーナー。
投げたと思ったらバットを振る。そのタイミングでヒットになるというもの。
私のときはダルビッシュが出てきて、あまりの高速に打てず。
義母は中日の川井(渋い!)だった。なんと1本ヒットを出した。
そのあと見知らぬ男性がやってもまったく打てず、
「とにかく投げたと思った瞬間に振れば当たりますよ」と
義母が得意そうに教えていた(笑)。

その後、昨夜食べられなかったリベンジとなるランチ。
牛タン利久にて定食。
義父母は仙台の牛タンを食べたことがないらしく、
「こんなに柔らかいなんて」と喜びながら食べていた。

そうして、東京駅まで一緒に行って、お土産ショッピングに付き合って、
14時半には解散となりました。
「みきさん、本当にいろいろありがとう」
こちらこそ、3日間喜んでいただけてよかった!
そのあとの電車の中では、私自身気が抜けたのか爆睡だった・・・。



・・・というわけで、以上、盛りだくさんの3日間でした。
温泉でのくだりがどうしても長くなりすみません。
でも、本当に今思ってもビックリする出来事でした。
健康第一です。
Commented by こぶとり at 2014-04-17 09:03 x
美紀さんってとても熱い方なのですね(・o・)
現場での熱さとその後もまだまだホットな
お風呂での出来事でした。

そのお風呂の熱さに負けない熱気ゆえに(+o+)
逆になぜ美紀さんから見てクールな接し方だったのか
本当に慌てずに済む対応で、ひと声掛けて
美紀さんを安心させれば大丈夫だったのか
もう一方からのご意見も伺いたくなりました。

無事楽しく、またポジティブシンキングで
終えられたご様子、おつかれさまでしたm(__)m
Commented by mikikasai819 at 2014-04-21 17:08
こぶとりさん、おつかれさまのお言葉をありがとうございます。
あまりに驚いてしまって、本来冷静になることも必要ですが、
頭と体が上手く呼応しなかったというか・・・やはり心配になりました。
お風呂での健康管理、あらためて要注意ですね。
by mikikasai819 | 2014-04-17 00:56 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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