あの日の試合があって今がある

今朝の放送前。各新聞をすべてチェックするのが最初の仕事。
やはりどの新聞も今日は楽天優勝の記事が圧倒的に大きい。

パラパラと目を通していく中で、あっ!と思わず声をあげた。
そこには、藤崎紘範さん(33)とあった。

ああ、あの、藤崎だ。
楽天創設2戦目に先発で投げた選手。
プロ野球ファンなら思い出せるであろう、
初戦が岩隈で球団初勝利、その翌日の26失点という、
あの記憶に残る試合。


あまりに心が揺さぶられたので、
以下、記者の文章を残しておきたい。
(2013年9月27日付朝日新聞朝刊2面「ひと」より)


☆☆☆

忘れられない試合がある。2005年3月27日。
楽天が球団創設初戦で勝った翌日の2戦目で相手はロッテだった。
スコアーは0対26。今も語り継がれる歴史的大敗の先発投手だった。
2回途中、4失点で降板。
「流れをつくったきっかけは僕」。自責の念が今もある。

宮崎第一高から1998年秋のドラフト5位で近鉄に入団。
球界再編問題が起きた2004年、戦力外通告を受けた。
新たにできた楽天に、テストを受けて入団した。
「後がない状況。必死だった。」
そして、初めて開幕ローテーションまで上り詰めた。
「今年はやるぞ、と」。
だが、結果は予想以上に残酷だった。

07年秋、再び戦力外に。楽天では26試合0勝5敗。
9年間のプロ生活は1勝で幕を閉じた。
海外リーグ挑戦も考えたが
「2度目の戦力外。選手としては燃え尽きた。」
打撃投手として、仙台に残ることを選んだ。

試合前の打撃練習で、一球一球間をとって投げる。
1日100球以上。快音が響けば、少し表情が和らぐ。
今は気持ちよく打たれることが仕事。
「フォームは少し変則ですけど、目をつぶってもらってます」。

こうやって6年間支えてきたチームは強くなった。
「優勝が、僕に引っかかっているものを楽にしてくれた」。
心から笑える日が、やっと来た。

Commented by ともちゃん at 2013-09-28 11:38 x
みきさん、こんにちは(^'^)。

楽天の優勝、
今年は東北の年
を感じますね。

朝ドラ「あまちゃん」のフィーバー

楽天の進撃・・・

この2005年3月27日の0-26
の試合があったからこそ
今の楽天があると思いますね!!

日本シリーズで巨人と楽天の戦いが見れると
いいですね!!
Commented by mikikasai819 at 2013-10-02 16:54
楽天発足後の2試合目は今後も永遠に語られることでしょう。
でも、その分も本当に成長著しいのですから、感慨深いですね。
東北、がんばれ!でも、巨人もがんばれ(笑)。
by mikikasai819 | 2013-09-27 19:32 | にっき(日々の出来事) | Comments(2)

元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。


by mikikasai819