このき なんのき かさいみき

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元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

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イタリア旅行記その1

なぜ今さらイタリア?1ヶ月前でしょう?鹿児島は?と思った方、
理由については1つ前の文章をお手数ですがお読みいただき、ご理解ください。
(本日3つ目の書き込みです)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

11月4日金曜日。
この日は普通にイタリア語学校に行ってSNTVの収録もして・・・と
旅行という雰囲気を全くかもし出さない時間を過ごし(苦笑)、
ようやく夕方17:50、品川駅から成田エクスプレス(実は初めて!)に乗る。
成田空港に着いたのが19時ごろ。
夜の空港・・・がらーん。

イタリア旅行記その1_e0039787_20441475.jpg


予想以上に人がいない。
私たちが乗るのは第1ターミナルからのその日の最終便だから当たり前か。
(今回、時間を有効に使いたかったため、金曜夜に出発することで、
次の日土曜日、日中から遊べると判断、エールフランス航空を選択。)
銀行も1つしか開いていなかった。両替すると、1€=146円。愕然とする。
荷物を預けてチェックインもして、機内食まで時間があるから・・・と腹ごしらえ。
ホットドッグとビール。(早速アルコールを摂取して気持ちを高める)
その後出国手続き。・・・人が誰もいない。ガラガラ。怖いくらい。
免税店はかろうじて開いていた。(閉店しているところもあった)
飛行機は定刻より20分遅れの22:15ごろ出発。
まあ、遅く出たところでパリに早く着きすぎてしまうのもよくないので全く問題なし。
座席はとても快適。機内食もおいしかった。ワインで乾杯!!
機内ではとにかく寝る。
途中頭と首が痛くて何度も目覚めるが、基本的にはよく寝た。
入国の紙の書き方が1箇所どうしてもわからなくて
日本人のフライトアテンダントに聞いた。なんと、そこは、旧姓欄。
フランスでは結婚後も旧姓がとても重要なのだそうだ。へぇへぇへぇ。
というわけで、「KASAI」もめでたく?フランスに通知することとなる。

パリに着いた。現地時刻は11月5日早朝4:30(笑)。
これまた人がいない。店も全く開いていない。
ナポリ行きの飛行機の出発は9:35。トランジット、なんと5時間もある。
わかってはいたものの、ボーーーーーっとひたすら待つ。
しばらく座っていたが、お札を崩したいので、
開店したばかりのマクドナルドへ。フランス語が全く理解できなかった。
搭乗までの間、時間がだいぶあったので、
空港にあった新聞も読んでみた(英語版)。
なにやらフランスで大変な暴動が起きているらしい。
しかし、イマイチわからない・・・。
さて、ナポリ行きの飛行機には、日本人は私たちだけ。
スタッフに「こんにちはー」といわれた。
機内食はなくパンのみ。窓から見えたモンブランが素晴らしかった。

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そうして、イタリアの地を踏んだ!!!
空港のすべての表示がイタリア語!!感激!!
個人旅行なので、すべてここからも自分たちの力で動く。
市街地に向かうバスは既にいた。
ここで、私の初イタリア語。
「Questo autobus va a Piazza Municipio?
このバスはムニチピオ広場にいきますか?」
すると、運転手は笑顔で「Si!」と言って、乗り込めとジェスチャーで合図した。
通じた!!実はこのときが一番うれしかったかもしれない。
車窓から見るナポリ中央駅は雑然としていて恐ろしかった。
さらに、ムニチピオ広場でバスを降りてビックリ仰天したのが、
人が信号無視をしまくっていること。
「大丈夫、今、車きてないから!」というレベルではない。
普通に走ってくる車の前に堂々と渡るのだ。
当然車はぶつかるわけにいかないから止まる。
歩行者の大胆な行動が許されてしまっている現実。
旅行者はタイミングがつかめず、スーツケースを横に立ち往生。
ナポリはクラクションが鳴り止まない街だった。
さて、広場で下車してここからはカプリ島に行く船に乗るためヴェヴェレッロ港へ。

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でも切符を買う場所がなかなかわからずうろうろ。
結局、近くの代理店で購入。何を言っているのかさっぱりわからない。
「Parlo inglese?」英語を話せますか?と聞いても
無視してイタリア語でしゃべり倒された。
(このあとローマ・フィレンツェ・ベネチアと回るのだが、
ナポリは本当に英語が通じず、
イタリア語を駆使してコミュニケーションを図るしかなかった。
この洗礼のおかげでかなり鍛えられたのも事実)
ようやく苦労してジェット船の切符を1人12€で購入。
しかし、14:40まで出港しない。
時計を見ると、まだ2時間近くある。のんきな船会社だ。
そしてパリの空港に引き続き、またここでも待ちぼうけ。暇。

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港のbarでピザとビールを頼んで気長に待つ。
イタリアではあまり、せかせか・イライラしてはいけないと前から知っていたが、
それにしてものんびりだ。
みんなどの人も信じられないくらいマイペースで動いている。
そのうち、困ったことに、カプリ行きのフェリー乗り場が
いつになっても表示されないと気づいた。
他の島に行く船についてはちゃんと示されているのに、
カプリ行きのところだけ空欄なのだ。壊れているのか、いい加減なのか、
いずれにしても14:40を逃すと今日が終わってしまう!!
2度も近くのスタッフらしき人に聞いた。「7番か8番だよ」という答えが返ってきた。
どっちなんだー!不安だった。結局ギリギリに判明。

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さらに、スーツケースを船内に持ち込むとき、入り口のスタッフに取り上げられて、
こちらで預かるという仕草をされた。これも不安だった。
完全にこのときは疲れもあったせいか、すべてに疑心暗鬼だった。
そんな不安をかき消すように船は超高速で進み、私は少しうとうとしていた。

カプリ島に到着。フニコラーレの切符を買う。
「Due billietti,per favore.切符を2枚ください」
すると、レシートみたいなものをくれたので、
このあと切符を出してくれるのかと思いきや、何も出てこない。
????
私はそのままそこに突っ立っていたら、怪訝そうな顔をされた。
このレシートが切符みたいだ。
フニコラーレからの景色は絶景。
ただ、スーツケースが重過ぎて持ち歩くのに大変。
下車後、また問題発生。ホテルの位置が全くわからないのだ。
しかし、途中、迷い込んだ路地で思い切って聞いてみたら
親切なおじさんが教えてくれた。
ホテルが見つかっていざはいると、フロントに人が誰もいない!!
ここにも人がいない?
すると、奥から親切そうな人が現れた。実際とても親切だった。
イタリア語でしばらくがんばって会話したが、途中挫折して
(朝食時間のことなどサービスについてだったので、聞き逃したくなかったため)
英語でお願いした。
なんと、無料で朝食をルームサービスにしてくれるらしい。ナイス!!
喜び勇んで部屋へ移動。エレベーターに乗り込んで、階数を押したら、
なんとドアが即、閉まった!
「閉まる」ボタンがなく、階数押した瞬間が勝負なのだと初めて知った。
イタリアのエレベーター事情を知らなかった。
おかげで一度、相方を置いてきぼりにしてしまった(苦笑)。

部屋はとてもきれい。海が見える。
そしてこれまたナイスな演出!ワインがおいてあった。
飲んでいいのか一瞬迷ったが、確認して、おいしく頂いた。
夜、カプリ島を少し歩いた。
ウンベルト1世広場でジェラートを食べた。
主人はCaffe(コーヒー)、私はLemon。おいしい!!!!
ホテルに一度帰って、フロントの親切な男性においしいお店を聞いて、いざ出陣。
Verdeというレストランへ。
ピザとパスタとサラダ。食べているときから眠くて、部屋に着いたら記憶なし。
なお、深夜0時ごろとなりの家から花火が上がり、ビックリして目覚めた。

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なにやらお祝い事だったみたい。
主人は戦争が始まったかと思ったほどだったらしい。
To Be Continued・・・
by mikikasai819 | 2005-12-05 23:23 | りょこうき(旅の記録) | Comments(0)

by mikikasai819