メルマガで知った前知事の逝去

群馬で政治の道を歩んでいらっしゃる方のメルマガが、PC宛てに届きました。
精力的に活動されているようで、ふむふむと読んでいて、
最後のブロックまで来て、目を疑いました。

・・・メルマガで初めて知りました。
群馬県前知事の小寺弘之さんが先月お亡くなりになっていたことを。

現職ではなかったため、ニュースとして耳に入ってこなかったということか。
あまりの驚きに言葉を失いました。

私が群馬にいた1999年~2002年は小寺さんが知事でいらして、
私の中では今でも群馬=小寺さんのイメージでした。
小寺さんと直接話す機会はあまりありませんでしたが、
県のイベントの司会ではそのお名前をご紹介する立場でしたから
非常に親近感はありました。

そんな私が忘れられないエピソード。

1999年から2000年になるミレニアム。
もうだいぶ前になりますね。
その年にオープンしたばかりの新県庁舎で、新年カウントダウンイベントが行われ、
私はそのカウントダウンを取り仕切る司会でした。

99年入社、つまり、まだまだ新人の私。群馬に来て最初の年でした。

誰にとっても記念すべき2000年。その年のカウントダウンにはなんと1万人近くが集まりました。

今でこそ司会進行は慣れましたが、このときほど緊張と高揚を感じたことはありません。
15分ほど前から式典が始まり、残り1分からは1秒もずれないように、
その1万人の先頭に立って、「10、9、8、7・・・」と叫び、
「2000年おめでとう!!」の瞬間、吹き抜け天井の巨大な鶴から無数の折鶴が舞い降りました。
(群馬県は鶴舞う形をしています)
間違いなくこのイベントは私のアナウンサー人生の中で重要な位置を締めています。

この式典で当時の知事だった小寺さんが袴姿でご挨拶をされたのですが、
年が明けて全てのイベントが終わったとき、時間にしたら12時15分くらいかな、
小寺さんがステージ袖で私に向かって、しっかり目を見て、笑顔で、こう声をかけてくださったのです。

「よくできました」って。

冷静に考えると、すごい台詞ですよね(笑)。
ストレートすぎて、子供の頃にだって言われたことないかも。
こういうハンコはありますけどね(笑)。

どんなお気持ちで言ってくださったか分かりません。
もしかしたらよくおっしゃる台詞かもしれないし、軽い挨拶だったのかもしれません。
でも、私にはとても温かいねぎらいの言葉に感じました。

そのまっすぐな力強い一言は、新人の私にとって宝物となり、
今に至るまで励みになるものとなっていました。
群馬を離れるときもよっぽど知事室宛に手紙を書こうかと思ったほどでした。

その後、知事選で落選されたときも、参議院の比例で落選されたときも、
その結果はしっかり東京からチェックしていました。

70歳。まだまだこれからというときに、闘病されていたなんて、
そして、帰らぬ人になってしまったなんて。

一気に群馬にいたころの記憶がよみがえり過ぎて、立ちくらみがしました。

直接言えなかったのが悔やまれますが、ここに記したいと思います。

天国の小寺さん、あの日あの時、
「よくできました」という最高のお褒めの言葉をありがとうございました。
私は、一生忘れません。ありがとうございました。

心からご冥福をお祈りします。
by mikikasai819 | 2011-01-09 01:36 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819
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