いい芝居に巡り合う

日曜日の夜は、劇団スタンド・バイの第44回公演「セリヌンティウス」を観ました。
場所は、中野の劇場MOMO。
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あらすじは以下のとおり。

倉庫係を命じられた男は、そのころからある妄想に取り付かれる。
それは、わけも分からぬまま、不穏な者たちに親友の身代わりとして捉えられ、
その親友が見つかれば開放してやると言われるものだ。
惑い、そして怯える男。しかし、その者たちにとって自分が切り札だと悟ると
大胆にも待遇改善を要求し始める……。
やがて妄想はエスカレートする。
そして、いつしか男には妄想と現実の区別がつかなくなっていく。
果たして、妄想の中の親友は見つかるのか?
なぜ親友は追われているのか?この不穏な者たちは?
男と親友の関係とは?そして、現実とは……?


セリヌンティウスというのは「走れメロス」の中で彼を信じて待ち続ける親友のこと。
今回、直接その話とは関係ないようです。
コメディタッチの展開が繰り広げられるシリアスドラマということで、
どんな話だろうと思いました。



・・・最初はもう、何がなんだか分からないハチャメチャな感じで、
いったいどこにたどり着くのか正直不安なほどでした。



しかし、その分、全ての謎が解き明かされたときの衝撃がハンパなく、
最後に、私は不覚にも涙が出てしまいました。

「家(うち)があるじゃん!」という娘の一言で、
生きている意味を見失った鬱の父親が妄想から現実に返るところです。
周囲の温かさの大切さを実感することがあったばかりだったので、なおさらかな。

浮世離れしているようで日々の生活に身近な話で、どんどん引き込まれていった感じでした。

そうそう、この劇団の代表の方が主人の知人ということで、
最後に挨拶をさせていただいたのですが、あまりに舞台の余韻に浸っていたためか
「どうも!」と挨拶をされてもストーリーの中の役にしか思えず、
「うわうわうわー!!」と内心混乱しておりました(笑)。

それにしても、役者の皆様は、あんなに長い台詞よく覚えられるよなぁ。
もちろんプロだからなんですけどね。

作品を生み出すこと、その作品でお客さんが感動すること。
これって本当に素敵なことだなぁ・・・。
存在感のある演劇を見られて、本当にいい時間でした。




※帰りに立ち寄った居酒屋で「ゴディバチョコレートビール」を飲みました。
予想以上においしくて、癖になりそうです。
by mikikasai819 | 2010-06-17 22:21 | にっき(日々の出来事) | Comments(0)
元ラジオ局アナで今はフリーで活動中、河西美紀(かさいみき)のげんき・やるき・ほんきのつぶやき。

by mikikasai819